ノバク・ジョコビッチ、ドーハでカタール・オープンを制し、通算60度目の優勝
Doha/Qatar, 10th January 2016
HEADのプレーヤー、ノバク・ジョコビッチは、年明け早々のトーナメントを優勝で飾り、2016年の新たな ATPシーズンを幸先良くスタートしました。ジョコビッチはドーハで開かれたカタール・オープンの決勝でラファエル・ナダルに6-1、6-2で快勝し、見事優勝を収めました。この勝利により、HEADラケットレベルズのジョコビッチは自信をピークに保ったまま全豪オープンに臨むことになります。グランドスラム4大会のうち3大会制覇を含む11回の優勝を達成した記録破りの2015年シーズンに匹敵する活躍をめざすジョコビッチ(28)(HEADグラフィンXTスピード使用)にとっては順調な滑り出しとなりました。「今日はほぼ完璧なテニスができたよ。出だしから、すべてのショットを思い通りに決めることができた」。
ジョコビッチの決勝進出は今大会で連続16回目。長年のライバルであるスペインのナダルをほぼ労せずしてわずか1時間余で退けました。この勝利により、ジョコビッチのナダルとの対戦成績は24勝23敗となり、対ナダル戦ではここ10戦中、9勝目となります。
セルビア出身のジョコビッチは、これでATP優勝回数60回に及ぶわずか10人の歴代プレーヤーの1人となり、HEADに新たな栄冠をもたらしました。準決勝でHEADプレーヤー仲間であるトーマス・ベルディッチを6-3、7-6(3)で破っての決勝進出でした。
ニュージーランドでは、HEADの第5シード選手、スローン・スティーブンスが降雨の週末に1日2試合をこなして、オークランドでのASBクラシックを制しました。米国出身のスティーブンス(HEADグラフィンXTラジカル使用)は、元世界ランキング1位のキャロライン・ウォズニアッキとの準決勝を終えた後、ほんの短い休憩を挟んで決勝でドイツ出身のユリア・ゲルゲスと対戦。7-5、6-2のスコアで見事優勝を飾りました。
HEADラケットレベルズ、スティーブンス(22) は次のようにコメントしています。「優勝はすごいことなので、ほんとにハッピー。確かに大変な1週間だった。ほんとに手強い選手たちが相手だったし、1日に2試合勝ったのは初めてのこと。集中を切らさず自分のプレーができてとてもうれしかった」。
豪州ブリズベンでは、HEADのバーナード・トミック(HEADグラフィンXTラジカル使用)が、ランキング18位からトップ10へのランクアップを目標に掲げて地元豪州で2度目の準決勝進出を果たし、ミロシュ・ラオニッチと対戦。2度のタイブレーク・セットの末に惜しくも敗れました。