世界No.1のノバク・ジョコビッチが、USオープン決勝でロジャー・フェデラーを下し、今年3度目のグランドスラムタイトルとなりました。
September 30th, 2015
HEADプレーヤーのジョコビッチは、フェデラーに6-4, 5-7, 6-4, 6-4で勝利したことで、グランドスラムのタイトル数を二桁の10としました。この世界No.1プレーヤーは、年間3つのグランドスラム(全豪オープン、 ウインブルドンそしてUSオープン)を獲得しただけでなく、全仏オープンでも決勝に進出しており、2015年の4大大会すべての決勝でプレーしたことになります。
HEADグラフィンXTスピードでプレーするジョコビッチは、第1セットをお互い1度ずつのブレークがある中でとりました。このセルビア人プレー ヤーは、フェデラーが盛り返してきましたが、3時間を超えた戦いの中でも自分のプレーを維持して第4セットで勝利を収めました。ジョコビッチは、今シーズ ントップ10プレーヤーから21勝目を挙げています。
「第4セット5-2リードから、ロジャーがなぜチャンピオンであったのかを見せてくれた。彼は最後のポイントまで僕に全力でプレーさせたんだ。幸運 にも最後のゲームでは良いサーブが打てて乗り切れたんだ。ロジャーのプレーを称賛するよ」とジョコビッチはコメントし、「本当に素晴らしいシーズンになっ たよ。僕の中では2011年に次ぐ良いシーズンだね。夫であり父としてもエンジョイしているよ。これらは、僕にとっての活力だしね」と、話していました。
2度目のUSオープン王者となったジョコビッチは、フェデラーとの決勝の前には同じくHEADプレーヤーで、昨年のチャンピオンであるマリン・チリッチを 退けています。HEADグラフィン・プレステージを使用するチリッチは、準決勝では足首の痛みに苦しんでいました。彼は、勇敢にたたかいましたが、ジョコ ビッチンが素晴らしいパフォーマンスを見せて6-0, 6-1, 6-2で勝利しました。
チリッチは、自身最初のグランドスラムタイトルを守るために戦うという誇りを持ち続けています。「負けてしまったけど、今回のトーナメントをとてもポジ ティブな気持ちで振り返ると思うよ。最高の大会だよ。確かに、足首をひねってしまったことはついていなかったけど、それにしてもノバクと対戦するときはい つも厳しい試合になるよ。グランドスラムのタイトルを守るという最初の経験としては、よくやったと思っているよ」とコメントしていました。
HEADグラフィン・ラジカルでプレーするジュニア・プレーヤー、テイラー・フリッツは、トミー・パウルを6-2, 6-7(4), 6-2で破り、USオープンジュニアのタイトルを獲得しました。フリッツはセカンドセットのマッチポイントを決められず、ファイナルセットにもつれこみ、 雨で中断もありましたが最後は夢をかなえています。このアメリカン・ボーイは準決勝では同じくHEADラケットレベルズのチュン・ユンソンを6-2, 6-3で破っての決勝進出でした。
女子ダブルスでは、HEADペアのキャシー・デラクアとヤロスラワ・シュベドワが決勝に進みましたが、No.1シードのヒンギス、ミルザのペアに6-3, 6-3.で敗れ惜しくもタイトルを逃しました。
HEADペアは最後まで諦めずに戦いました。ヒンギスのサービング・フォア・ザマッチでブレークしましたが次のゲームを取られて敗れました。デラクアはWTAダブルス・ランキングで5位に上がり、シュベドワも7位にランクされました。
ミックスダブルスでは、HEADラケットレベルズのリアンダー・パエス(42歳)がマルチナ・ヒンギスと組み、今シーズン3個目のタイトルを獲得し ています。決勝では、アメリカのベサニー・マテック-サンズとサム・クエリーペアにファイナルセット1-4から挽回し、最後はスーパータイブレークを制し て6-4, 3-6, 10-7で勝利しました。 パエスは、自身のサクセスキャリアを伸ばし、ミックスダブルスのタイトルは9個目、通算でのグランドスラムタイトル数を17としています。
「もし2015年を見たならば、全仏オープンを除く3つのグランドスラムで勝てたし、素晴らしい年だと思うよ。今日がセットを落とした初めての試合だったんだ。僕たちは全豪オープンでも失セットなしで勝てたし、ほんとにすごいことだと思うよ」と話していました。
男子車イスのクァード部門ではHEADのデビッド・ワグナーがラウンドロビン決勝で、ダイアン・アルコットに1-6, 6-4, 5-7の接戦で敗れました。しかし、ワグナーはニコラス・テイラーとのUSAペアで、同じくHEADのチームメイトであるアンディ・Lapthroneと アルコット組を4-6, 6-2, 10-7で下してタイトルを獲得しました。