NEWS

ノバク・ジョコビッチがアンディ・マレーとのHEAD対決を制し、5度目の全豪オープンタイトルを獲得!

HEADのテクノロジー

ノバク・ジョコビッチが全豪オープンの決勝で、同じくHEADラケットレベルズのアンディ・マレーを7-6 (5), 6-7 (4), 6-3, 6-0で下し、史上2位となる5度目のタイトルを獲得しました。どちらに転んでもおかしくないスリリングな試合は、およそ3時間45分の末にHEADグラフィンXTスピードでプレーするジョコビッチに軍配が上がりました。ジョコビッチは、彼自身8度目のグランドスラム・タイトルとなりました。

HEADグラフィン・ラジカルを使用するマレーは、激しいバトルを繰り広げましたがHEADプレーヤー仲間で世界No.1を乗り越えることはできませんでした。どちらもタイブレークとなった最初の2セットは全く互角の戦いで、2時間半を費やしていました。決勝に進んだことで、マレーは世界ランキングでもNo.4に戻ってきます。

セットカウント1-1で迎えた第3セットは、ジョコビッチは先にブレークを許し0-2され、フラストレーションを感じていたのですが、その後、自らを奮い立たせるようにプレーも変わりました。ここからジョコビッチが優位に立ち、続く2セットを連取するのですが、最後は2度目のマッチポイントでマレーのバックハンド・ショットがネットにかかり、ジョコビッチの全豪オープン50勝目が決まりました。厳しい状況に立たされながらも、自分自身に変化をもたらすことで、世界No.1が#gameraiser(自らを引き上げられる人)を態度で証明したのです。この試合、ジョコビッチは50本以上のウィナーを決め、9度のブレークに成功しています。「5度目の優勝ができて、素晴らしいよ」とジョコビッチはコメントし、「本当に嬉しいよ。素晴らしい試合をしてくれたアンディに祝福しなければいけないね。彼は本当にタフな相手だし、本物のファイターだよ」と話していました。

2013のウインブルドン・チャンピオンのアンディ・マレーは、ここのトロフィーを掲げるために再び戻ってくると決意していました。「ノバクは素晴らしいプレーをしていた。タイトルを獲るにふさわしいよ」と相手を称え、「ここは僕がなかなか勝てないグランドスラムになってしまったね。でも、僕たちは不本意な年となった2014年の後にたくさんの努力をしてきたんだ。今回は、優勝こそできなかったけど、数か月前から比べるとかなり戻ってきていると思うよ。これからもっと練習して、来年また戻ってくるよ。そして、決勝の舞台で違う結果を出せるようにしたいね」 とコメントしていました。

また、3人目の#gameraiser、トーマス・ベルディッチ(HEADグラフィン・インスティンクト使用)です。29才のチェコ人プレーヤーは、準々決勝でこれまで17連敗を喫していた世界3位のラファエル・ナダルを破り、準決勝に進みましたがマレーに4セットで敗れています。

女子シングルス決勝では、HEADのマリア・シャラポワが、セレナ・ウイリアムズと対戦しましたが、惜しくも3-6, 6-7 (5)で敗れています。今年から新しいHEADグラフィンXTインスティンクトを使用する シャラポワは、6度目のグランドスラム・タイトルを狙っていましたが、接戦となった第2セットを奪うことができず、優勝を逃しています。また、優勝すれば世界ランキングNo.1に返り咲くチャンスのあったシャラポワですが、この敗戦により女王奪還の挑戦は、今後の持ち越しとなりました。