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ボン、ワールドカップ通算60回目の勝利をつかむ

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リンゼイ・ボンは感動的な勝利で自身のカムバックを飾った。スタートナンバーは12番。8位となった前日のレースにも増して、彼女はアタックの度合いを強めた。そして女子のワールドカップ史上最多勝のアンネマリー・モザー・プレルの記録に迫る通算60回めの勝利をつかんだ。2位にはステーシー・クックが続き、3位はジュリア・マンキューゾ。ボンのキャリアのなかでは3度めのアメリカ選手による表彰台独占だった。

「今日はわたしにとって忘れることのできない1日となった」 雪の降り始めたレイク・ルイーズでボンはこう語った。「昨日も、滑りの感覚はとても良かった。とても安定した滑りだったけれど、もっと激しくプッシュできるという確信を持てた。そして今日は、さらにリスクを冒してアタックし、それがうまくいった」

復帰後2レース目となるボンの滑りは、前日よりも明らかに質が高かった。夜遅くまでティナ・マゼやアナ・フェニンガーのビデオを見て、どこでタイムを詰められるかを分析し、改善すべき点について研究した。そして、その成果が大幅なタイム短縮として結果に表れた」と語った。

コースコンディションは前日とほとんどかわりなく、そのためスピードはさらに上った。久々の3位内入賞を喜ぶジュリア・マンキューゾは「シーズン最初の表彰台はいつもとてもエキサイティング」と興奮気味に語る。前日のレースとの違いは何かと尋ねられたマンキューゾは「昨日は自分の滑りそのものに集中したけれど、今日はその上でどこまでチャージできるかにフォーカスした。それが表彰台に食い込む最大の要因となったと思う」

女子HEADワールドカップレベルズのレーシングマネージャー、クリスチャン・グレーバーは、レース後のフィニッシュエリアで満面の笑みを浮かべていた。「信じられないことが起こった」と彼は言った。「リンゼイとジュリアの活躍は素晴らしかった」 「このコースで正しいラインを見つけるのには運も必要だ。昨日のアナがそうだったようにいくつかの区間ではどのラインを滑るべきかの判断が非常にむずかしいからだ」

ボンが2位につけたタイム差はほとんど2分の1秒近かった。「滑りのリズムと自信を取り戻すことができているし、調子は日に日に上がっているのを感じる」と彼女は説明し、さらに「これまでよりもさらにスピードに強くなりたい」と付け加えた。

ボンの笑顔は久々にワールドカップのフィニッシュエリアを明るく照らした。フルパワーで戦ったリンゼイ・ボン。通算60勝目を獲得!
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Results:
1. Lindsey Vonn (USA) HEAD
2. Stacey Cook
3. Julia Mancuso (USA) HEAD
9. Anna Fenninger (AUT) HEAD
13. Kajsa Kling (SWE) HEAD
16. Liz Goergl (AUT) HEAD
25. Edit Miklos (HUN) HEAD