オリンピックでの成功を目指すライナー・ザルツゲーバーにとって、重要なレースで勝てる選手を見出すのは最も難しい仕事の一つである。2014年ソチ冬季オリンピック閉幕後、HEADのアスリートたちは、そのチームワークの緊密さを示した。出身国は様々だが、全員目指すものは一つ。勝利することだ。
マティアス・マイヤーは花形競技である男子ダウンヒルで優勝した。マイヤーはワールドカップの優勝は未経験だが、その日のレースでは、高速レース優勝候補の2強である
ボディ・ミラーや
アクセル・ルンド・スビンダルといった選手と互角に戦えることを世に示した。スビンダルが4位入賞に甘んじる一方で、マイヤーが金、
チェティル・ヤンスルードは銅メダルを獲得した。昨シーズン、前十字靱帯損傷で戦列を退いたのがほぼ1年前。そのヤンスルードにとって、これは素晴らしいカムバックとなったが、その後のスーパー大回転での金メダル獲得で、今大会は彼にとってさらによいオリンピックとなった。
マイヤーがダウンヒルで予想外の優勝を果たすと、今度はヤンスルードがスーパー複合の滑降セクションで優勝を果たして好調さをアピール。だがその後のスラーロームセクションでは4位に留まる結果となった。この状況で自分の気持ちを高めるこの上ないシナリオといえば・・・。 次の競技のスーパー大回転で優勝することしかない。
スーパー大回転はHEADの独壇場となった。ヤンスルードは
アンドリュー・ウェイブレクトに勝ち、ボディ・ミラーは3位同着となった。ウェイブレクトにとっては、負傷からカムバックするという決断が報われるレースとなった。4年前のバンクーバーで銅メダルを獲得後に負傷し、HEADに移ったウェイブレクトは、チームがそれ以来彼に寄せてきた信頼に応える結果をここで生み出したのである。ウェイブレクトの能力にみじんの疑いも持つことがなかったミラーは、銅メダルの獲得によりアメリカ人選手中最多のメダル獲得者となった。
マリア・ホッフル・リーシュは、スーパー複合では金メダルを獲得して2010年のタイトルを防衛したが、インフルエンザ・ウィルスに体力を奪われたことで、スラロームでは4位とタイトル防衛はならなかった。
ジュリア・マンキューソのワールドカップ・シーズンは惨憺たるものだった。しかしジュリアは大きなレースに照準を絞る選手で、スーパー複合のダウンヒルセクションでの優勝、総合で銅メダルという結果は、ワールドカップ・シーズンを通じて用具の調整などに心血を注いできたテクニシャンたちの努力に報いるものとなった。
アナ・フェニンガーはワールドカップで最も注目度の高い選手の一人としてオリンピックに参戦した。ダウンヒル、スーパー大回転、スーパー複合、および大回転に出場し、スーパー大回転で金、スーパー複合で銀メダルを獲得した。閉幕後、彼女は自分がここまでできるとは思っていなかったとコメントしている。
今後は、引き続いてワールドカップが行われるが、HEADアスリートたちの全方位の闘いにより、これからも成功は続いていくことになる。
10競技中6競技でHEADのレーサーたちが表彰台に!
Olympic Champions and Gold medal winners
Matthias Mayer – Downhill
Kjetil Jansrud – Super G
Tel Ligety – Giant Slalom
Maria Hoefl-Riesch – Super Combined
Anna Fenninger – Super G
Silver medal winners
Maria Hoefl-Riesch – Super G
Andrew Weibrecht – Super G
Anna Fenninger – Giant Slalom
Bronze medal winners
Kjetil Jansrud – Downhill
Bode Miller – Super G
Julia Mancuso – Super Combined
http://www.head.com
When you turn iron will into gold!
What's your limit?