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ホッフル・リーシュ、スーパー・コンバインドの金メダルに輝く。マンキューソは銅メダル

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《注:HEAD本社ニュースの翻訳》
2010年バンクーバー五輪のスーパー・コンバインドの覇者、マリア・ホッフル・リーシュは持てる技と経験をフルに動員してタイトルの防衛に成功した。銀メダルを獲得したのはニキ・ホスプ。前回大会での銀メダリスト、ジュリア・マンキューソは3位となり銅メダルをつかみ取った。

前半のダウンヒルでトップに立ったのは、ジュリア・マンキューソ。第1シード最終の22番スタート、素晴らしい滑りで2位以下を圧倒し、スラロームを前にレースの主導権を奪った。男子ダウンヒルで優勝したマティアス・マイヤーがそうだったように、マンキューソにとってもリラックスがコース攻略の鍵だった。彼女はその完璧なダウンヒルを振り返って「スタートハウスを飛び出したとき、エネルギーに満ちあふれていた。雪は少し軟らかく感じたので、スキーを操りやすいコンディションだった」と語った。「昨日はゆっくりと休み、エネルギーをたっぷりと充電した。このオリンピックで最初のレースだったので、早く滑りたくて仕方がなかった。スタートしてからは姿勢を低くしてスピードを追求することに集中した。」

2位につけたララ・グートとのタイム差は0秒47。3位以下にはティナ・マゼ、アナ・フェニンガーマリア・ホッフル・リーシュと続いた。

マリア・ホッフル・リーシュはその時点で暫定トップだったニキ・ホスプを追ってスラロームをスタートした。ホッフル・リーシュの前に滑ったふたりの選手はコースアウト。それを見たホッフル・リーシュは前半部は慎重な滑り。しかし中間から下は激しくアタックした。「ゴールした時点で気になったことは、タイム表示がグリーンかどうかということ(グリーン表示は、その時点でのベストタイムを意味する)。私の後から滑る選手には、ティナ・マゼ以外、スラロームを得意とする選手はいなかったから」

彼女の願いどおり、表示はグリーンだった。

残りのふたつのメダルは、マゼ、グート、そしてマンキューソによる争いとなった。マゼは、とくに後半部分でスピードに乗れず、メダル圏内から脱落。グートも転倒に終わった。

「スラロームのスタートでは、落ち着け、気持ちで負けるなと自分に言い聞かせた。そして絶対にメダルを取るんだという強い気持ちで滑った」とマンキューソは語った。「とてもタフなレースだった。そして、とてもとてもむずかしいスラロームだった。だから全力を尽くした。滑っているときは、もどかしかった。こんな滑りではだめだと思った。でもそこで諦めずにゴール前はさらにアタックした。そしてゴールに飛び込んだら、驚くべきことにメダルに手が届いていた。

彼女の笑顔がすべてを物語っている。マンキューソは銅メダルを獲得し、ホッフル・リーシュは金メダルを手中に収めたのだ。

Results
Olympic Champion: Maria Hoefl-Riesch (GER)
Silver Medal: Niki Hosp (AUT)
Bronze Medal: Julia Mancuso (USA)
8. Anna Fenninger (AUT)