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マイヤーがダウンヒルで金メダルを獲得。ヤンスルードも銅

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《注:HEAD本社ニュースの翻訳》
ヘルムート・マイヤーが、カルガリーオリンピックのスーパーGで銀メダルを獲得してから28年後、その息子マティアス・マイヤーは、ソチ五輪のダウンヒルで金メダリストに輝いた。現在23歳、ワールドカップでは今季のボルミオDHで記録した5位が最高成績だが、クリストフ・インナーホーファーとチェティル・ヤンスルードを僅差でかわし、初の勝利をつかみとった。

「信じられないことが起こった。この2、3年、そろそろ勝利に到達できるだろうとは予感していたが、まさか、こんなに早く夢が実現するとは思わなかった」とマイヤーは喜びを語った。その一方で、「目が覚めたときから、このレースに勝てるような気がした。今日はインスペクションのときから自然に笑いがこみ上げてきたんだ。そして今日は『僕の日』になった」と付け加えた。

マイヤーはコースの前半でタイムを失ったが、中盤以降は素晴らしい滑りだった。逆にインナーホーファーは第1区間でマイヤーを0秒68もリードしていたが、終盤から少しずつ遅れ、ゴールでは逆転を許してしまった。

すべてのレーサーが激しいアタックをみせ、レースは過去に例がないほど白熱した。まずカルロ・ヤンカがリードし、これをチェティル・ヤンスルードが上回ってトップに立つ。最終的にはマイヤーに金メダルを譲るのだが、それでも「前十字靭帯の手術からたった1年で銅メダルを手にすることができて、まるで夢のような気分だ」と喜びを語った。

レース前の予想では、トレーニングランで圧倒的に速かったボディ・ミラーアクセル・ルンド・スビンダルの争うだろうと思われていた。ミラーは、彼独特の攻撃的なスタイルで中間付近までは素晴らしい滑りを見せていた。中間タイムでもリード。

「完璧に準備をし、勝利を狙っていた。実際そのチャンスは大きかったはずだ。だからそれを生かすことができなかったことには失望している」とミラーは語った。「今日は運がなかったと思う。滑りは良かったし、リスクを覚悟で積極的ななラインでアタックした。小さなミスを2、3回犯したが、それほどタイムをロスしたとは思っていない。トレーニングランのときと比べて視界が悪かった。それに湿度が上がったために雪の状態もだいぶ変わった。この影響は小さくなかったと思う。中盤から後半にかけてスピードが落ちてしまった。それ以降は、自分の力ではもうどうすることもできなかった」

スビンダルは18番目のスタート。一見スムーズな滑りに見えたもののスピードに乗りきれず、ゴールした時点で3位。ふたり後に滑ったインナーホーファーが2位に入り、スビンダルはメダル圏内から押し出されてしまった。「今日は悔しいレースだったが、まだスーパーGでチャンスがある」と語った。

オリンピックチャンピオンに輝いたマティアス・マイヤーは、レース後「スポーツ選手にとって最高の栄誉だ」と勝利の喜びを語った。

Results
Olympic Champion: Matthias Mayer (AUT)
Silver Medal: Christof Innerhofer (ITA)
Bronze Medal: Kjetil Jansrud (NOR)
4. Aksel Lund Svindal (NOR)
8. Bode Miller (USA)
13. Beat Feuz (SUI)
17. Georg Streitberger (AUT)
19. Ben Thomsen (CAN)
23. Alexander Glebov (RUS)
26. Guillermo Fayed (FRA)