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スビンダル、レイクルイーズのスーパーGで優勝。HEADが表彰台を独占

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優勝したアクセル・ルンド・スビンダルを筆頭に、マティアス・マイヤーゲオルク・シュトライトベルガーが2位、3位に続き、HEADワールドカップレベルズは男子スーパーG開幕戦で1−2−3を達成。表彰台の3席を独占した。スビンダルにとってはこれが通算22回目のワールドカップ優勝であり、カナダでの6勝目となる。またスーパーGでは昨シーズンから連勝記録を4に伸ばした。

「スタートで知らされたから、ゲオルクが最高の滑りをしたのはわかっていた」。レースの戦略について聞かれたスビンダルはこう答えた。「ここは高速コースだ。とくに“コーチズコーナー”と“ファラウェイ”は危険なセクションであることはわかっていた。多くの選手はそこで失敗したようだが、私はたぶん誰よりもうまく滑ることができた。でも、このレイクルイーズのコースでもっとも重要なのは、最後までスピードをつなげることだ。わたしはそこに集中し、最後の区間でできるだけコンパクトに滑ることに徹した」 スビンダルの勝利はこの最終区間の最速タイムによって決定づけられた。

シュトライトベルガーはスタートハウスでしばらく待たされたが、8番という早いスタート順のアドバンテージを十分に生かした。前半部はとてもスムーズな滑りだった。“ウォーターフォール”から“フィッシュネット”に至る危険なセクションで、細かなミスを犯したが、それでも彼の滑りは速かった。シュトライトベルガーのチームメイト、マイヤーが17番スタートから彼のタイムを上回ってゴールしたが、他には誰もこの3人のタイムを脅かすことはできなかった。

「コースセット自体は簡単だったが、すべてのリスクを冒してアタックするのは難しかった」と2位のマイヤーは語った。「滑りは良かったと思う。とくに急斜面では良かったけれど、最後の旗門で少しタイムロスをした。たぶん、その部分で勝利をつかみそこなったのだろう。でも全体的には今日の自分のレースに満足している」

「コースは、われわれダウンヒラーに有利だった。ジャイアント・スラロームに近いスーパーGよりも、ダウンヒルに近いスーパーGのほうが好きだ」。チームメイトのシュトライトベルガーはコースセットについてこうコメントした。「今日は高速のスーパーGだったが、滑りやすかったしうまく対応できたと思う。最後の大半径ターンで大きなミスを犯したが、そういう失敗はよくあることだ。私にとってレイクルイーズで表彰台に立つのは初めての経験だ。とにかく今日は最高の1日だった」

怪我による欠場から戻ってきたHEADレーサーたちは、揃ってワールドカップポイントを獲得した。チェーティル・ヤンスルード11位、ベアト・フォイツ14位、ボディ・ミラー23位、そしてヨハン・クラレイ30位。クラレイのタイムでさえスビンダルから1秒90差という接戦のレースだった。 この勝利で、スビンダルはワールドカップ序盤戦の総合得点でトップに立ち、テッド・リゲティが3位につけている。

Results:
1. Aksel Lund Svindal (NOR) HEAD
2. Mathias Mayer (AUT) HEAD
3. Georg Streitberger (AUT) HEAD
11. Kjetil Jansrud (NOR) HEAD
14. Beat Feuz (SUI) HEAD
23. Bode Miller (USA) HEAD
30. Johan Clarey (FRA) HEAD