フィンランド最高のダウンヒラー、アンドレアス・レーマー(Andreas Romar)は7年間親しんだATOMICを離れ、オーストリアのスキーメーカーであるHEADとの契約を結んだ。ワールドカップツアーで最も才能のある若手の一人であるレーマーがノルウェーのアクセル・ルンド・スビンダル、チェーティル・ヤンスルードらの所属するHEADの「ワールドカップ・レベルズ・チーム」に加わる。
レーマーの生まれた場所はフィンランドでは最も平地であり、そこでは山はまれで、山が見えたとしても標高100m以下という環境だった。そんな彼が世界のスピードエリートへと進化している。今シーズン、空飛ぶフィンランド人はシュラドミングでの世界選手権ダウンヒルで5位の成績を収めた。
「これは自分にとって本当にスリリングな挑戦だが、主要な大会で活躍しているトップスキーヤーたちがいるHEADグループの一員になれて嬉しい。」 とレーマーは語った。「今後のHEADの成功へ貢献できることを期待しているし、自分自身の大きな目標は世界一のダウンヒラーになること。」
「アンディは才能に溢れ、キャラクターも良い。彼は我々のチームに完璧にフィットするだろう。」 とHEADレース部ディレクターのライナー・ザルツゲーバーは語った。「彼はHEADに明るい未来をもたらす助けとなるだろう。我々は彼が全ての若いスキーヤーらの憧れの存在になるだろうと思っている。」