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リゲティ、今季6勝目でジャイアント・スラロームのタイトルに花を添える

HEADのテクノロジー
今シーズンは全部で8レースがスケジュールされた男子ジャイアント・スラローム。そのうち6レースでリーダーボードの最初に同じ名前が記された。テッド・リゲティだ。HEADワールドカップレベルズのメンバー、テッド・リゲティはレンツェルハイデのGS最終戦で今季6勝目を記録し通算4回目の種目別タイトルを獲得。彼はシュラドミング世界選手権でも3つの金メダル(ジャイアント・スラローム、スーパーG、スーパー・コンバインド)を手に入れており、今シーズン最初から最後までをほぼ完全に支配した。リゲティはレンツェルハイデでマルセル・ヒルシャー、アレクシー・パントュローを従えて表彰台に立ったが、この顔ぶれと順番はシーズンを通じてのGSのスタンディングと同じである。

「笑っちゃうくらいに、すばらしいシーズンだった」 とリゲティは言う。「こんな成績が残せるなんて思ってもみなかった。今後もう一度できるかどうかもわからない。最高のシーズンだったし、最後を勝利で締めくくれたのは、これ以上ないほどの喜びだ」 と彼は付け加えた。

今シーズンすでに何度もあったように、リゲティは1本目をリードした。そして2本目で4位から2位に浮上したヒルシャーの追撃にも、リゲティはヒルシャーに次ぐセカンド・ベストのタイムで応戦し逃げ切った。

「グローブ(ワールドカップの種目別タイトル)と(世界選手権の)3つの金メダルのどちらが重要かとよく聞かれるが、どちかひとつを選ぶはむずかしい。どれもすごいことだと思うし、どれも大きな意味を持っている」。 「でもグローブはとりわけうれしいタイトルだ。というのも世界選手権は運にも左右されるが、種目別優勝はシーズンを通して好成績をあげ続けなければならないからだ。とにかく、今シーズンは最高のできだった」 とリゲティは断言した。

さらに、ライバルたちにとっては残念なことに、彼は来シーズンもこの好成績を再現するためさらに厳しいトレーニングを積むつもりだと語った。

リゲティが種目別優勝をとげるいっぽう、総合優勝のかすかな望みが消えたアクセル・ルンド・スビンダルは1本目でクラシュ。それでもジャイアント・スラロームの種目別順位で5位の座を守った。リゲティはこの勝利で総合3位の座を手に入れた。

6回の優勝、2回の3位入賞。ジャイアント・スラロームはたった一人の選手によって支配された。テッド・リゲティ。そしてHEADは男子ジャイアント・スラロームでももっとも成功したスキーブランドの栄誉に輝いた


主な成績:
1. Ted Ligety (USA) HEAD - World Cup Champion
2. Marcel Hirscher (AUT)
3. Alexis Pinturault (FRA)
18. Marcel Mathis (AUT) HEAD
19. Mathieu Faivre (FRA) HEAD