フェニンガー、オフターシュバンクのGSで優勝
明け方、天候は回復し雨がやんだ。そしてアナ・フェニンガーは今シーズン3つめの勝利をつかみとった。今季のセメリングとガルミッシュでも優勝しているHEADワールドカップレベルのフェニンガーは1本目でリードを奪いトップに立ち、ティナ・マゼを2位にビクトリア・レーベンスブルクを3位に押さえ込んだ。
「2本目は最後のスタートだったけれど、あんなに速く滑ることができて自分でもびっくりしている」 とフェニンガーは語った。「コンディションは明らかに1本目よりも悪化していた。私はこの数週間とても調子が上がっていた。あまりいろいろなことは考えずに直感で滑ってきたが、今日も同じように本能的な滑りをした。結果にはとても満足している」 とレース後の彼女はこう振り返った。
1本目のコースは速くてオープンで、しかも斜面の変化を使ったジャンプもいくつかあった。ふたたび天候が悪化した後に行なわれた2本目は、あたりは暗く、1本目よりもはるかにテクニカルなコースだった。フェニンガーはこの両方のコースコンディションでともに素晴らしい滑りをやってのけた。
アン・ソフィー・バーセットも最高のパフォーマンスを見せて6位に入賞。これは彼女にとって自己最高の成績だったが、残念なことに種目別ランキングで25位以内に入れなかったので、次週行なわれる最終戦への出場権を手に入れることはできなかった。
ジュリア・マンキューソは1本目の会心の滑りで4位に入賞。自分自身の29回目の誕生日を祝った。しかし2本目は小さなミスを重ねて合計タイムでは8位に後退した。今シーズンのワールドカップを楽しんできたマンキューソは「GSで正しい方向に進むための最高のスタートとなった」 と語った。さらに 「2本とも好タイムを揃えることが大事だが、でも(今日の結果には)満足している。コースを万全な状態に仕上げてくれた関係者に感謝したい。今シーズン経験してきたなかでもかなり良いコンディションだった。2本目はターンが多く、技術的に難しいレースとなった。後ろからのスタート順だと厳しかった」 と言葉を続けて語った。
主な成績:
1. Anna Fenninger (AUT) HEAD
2. Tina Maze (SLO)
3. Viktoria Rebensburg (GER)
6. Anne-Sophie Barthet (FRA) HEAD
8. Julia Mancuso (USA) HEAD
16= Maria Hoefl-Riesch (GER) HEAD
21. Kajsa Kling (SWE) HEAD
25. Lizz Goergl AUT) HEAD