2010年にWC現役選手を引退したダウンヒルのスペシャリスト、
マルコ・ビュッヘル(LIE/最終順位DH 9位)が、昨年に引き続き来日した。主目的はジュニア・レーサーにスキーの楽しさを伝えること。
昨年は福島県だけだったが、今回は北海道、福島、山形の3道県で子どもたちとともに時間を過ごした。初来日の夫人を伴って2 月26日に来日し、初めに北海道入りをしたマルコ・ビュッヘル一行は、その後、HEAD SKIプロダクトマネージャーのレネ氏、通訳をして頂いた平澤岳氏の4名で、福島県と山形県の各地域を回った。
今回の目的は、ジュニアレーサーと指導者達に元ワールドカップレーサーとして、スキーの楽しさを伝えることだった。特に福島県に関しては、昨年に続く来日で、震災復興も含め、元気と勇気を届けたいとの強い希望があった。マルコは、子供達にスキーの楽しさを伝えると同時に 「福島は、安全だよ!」 ということを発信しに来てくれた。山形県では、数多くのジュニアレーサー達と指導者達に、小さい時にやらなければならないトレーニング方法を伝えた。各地で子供達はもちろんのこと、指導者達からの数多くの質問、食い入るような眼差しに対して、マルコ自身も熱心に対応していた。
今回は、3か所で 『HEAD RACING ACADEMY』 として、マルコビュッヘルを中心にトレーニングを開催。今後、この 『HEAD RACING ACADEMY』 が、各地でジュニアレーサー達の発掘と育成を行っていく上で、今回のマルコビュッヘルの来日は、非常に意義のあるものだった。 (井上 裕明)
注:今回の簡単な記録ムービーが、今週末のワールドカップ・アルペンスキーライブ放送時(J SPORTS)に紹介される予定です。ぜひご覧ください。
① 3/ 9(土)アルペンスキー FIS ワールドカップ 12/13 男子 GS クラニスカ・ゴラ
② 3/10(日)アルペンスキー FIS ワールドカップ 12/13 男子 SL クラニスカ・ゴラ
※ 写真は、やまがた赤倉スキー上において行われた模様のスナップです。
http://www.alpinerace.net/