
スビンダルはホームコースのクヴィットフェルでの勝利でスーパーGの種目別優勝をつかみとった。
アクセル・ルンド・スビンダルは今シーズンのワールドカップで種目別優勝を確定した最初のレーサーとなった。そして総合ランキングでも首位を行くマルセル・ヒルシャーとの得点差を29点にまで詰めた。ゲオルク・シュトライトベルガーはヴェルナー・ヒールを3位に従えて2位入賞。HEADワールドカップレベルズが1・2位を独占した。
スビンダルは今季のスーパーG5レースのうち4レース目で優勝している。第2戦では2位に甘んじたが、結果的には彼の今シーズンのスーパーGのなかでこれがもっとも悪い順位となったわけである。この勝利はスビンダルにとってワールドカップ通算21回めの優勝だが、母国ノルウェーのレースでは初勝利。そしてノルウェー選手としての最多勝記録でチェティル・アンドレ・オーモットと並んだ。さらにはワールドカップで50回目の表彰台でもある。
「もちろん今日はいつもより以上に勝ちたいと思っていた。だからこの勝利はとても嬉しい」 とレース後のスビンダルは語った。「レースに勝つのはいつも楽しい。(スーパーG種目別ランキングで2位の)マルサーリアとの得点差は大きく、彼が逆転するためには今日勝たなかればならないということ知っていたので、リラックスしてレースに臨むことができた。点差から考えてタイトルはすでに自分のものだと確信していた。私の持っている8つのタイトルのうち4つがこの種目で獲得したもの。スーパーGは私のもっとも得意としている種目なのだ」。また、スビンダルはヘルマン・マイヤーが過去3度記録している1シーズンのスーパーG勝利数でタイに並び最終戦で記録更新に挑む。
ゲオルク・シュトライトベルガーにとって、これは今シーズンのスーパーGでもっとも良い順位だ。「とにかく(2位になれて)嬉しい。100分の5秒差で優勝を逃すよりも、10分の5秒差で2位になる方が(悔しくないので)納得できる」 という。そして世界選手権前の時点での彼の最高位は10位だったが 「今日は最高だった。滑りはほぼ完璧だったし、この1週間はどんどん調子が良くなっていくのを感じる。今は、シーズンがまだまだ続いて欲しいと願っているくらいだ」 と語った。
マティアス・マイヤーは8位。種目別ランキングでは依然として3位につけている。
主な成績:
1. Aksel Lund Svindal (NOR) HEAD - World Cup Champion
2. Georg Streitberger (AUT) HEAD
3. Werner Heel (ITA)
8. Matthias Mayer (AUT) HEAD
18. Ted Ligety (USA) HEAD
21. Gauthier de Tessieres (FRA) HEAD
26. Stephan Keppler (GER) HEAD