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ホッフル・リーシュは、ワールドカップ通算25勝目を前にまたしても足踏み。しかし3位に入賞し表彰台に立った。
マリア・ホッフル・リーシュにとって記念すべき通算25勝目はおあずけとなったものの、HEADワールドカップレベルはホームタウンのガルミッシュ・パルテンキルヘンで3位と納得のレースだった。ティナ・マゼが優勝し、2位はローレンヌ・ロス。3位にとどまったホッフル・リーシュだが、ダウンヒルの種目別優勝への可能性は残っている。ジュリア・マンキューソは依然として好調を維持しており6位に入賞した。
スタートから快調に飛ばしていたホッフル・リーシュはジャンプの飛び出しでラインをわずかに誤った。この小さなミスで失ったタイムが勝利を遠ざける要因となったと彼女は感じている。「スタートからゴールまでうまく滑れたと思う。納得できるレースだった」 とレース後のホッフル・リーシュは語った。そして 「最初のテクニカルな区間はまったく問題なかった。スピードに乗っていたし、うまく組み立てることができた。今年は毎レース接戦が続いており、その意味ではこの成績も悪くない」 と付け加えた。
ジュリア・マンキューソにとっては、世界選手権を別にすれば、今季のダウンヒルにおける最高位を記録した。「だんだん調子が上がってきているし、いろいろなことがうまく行き始めている。今日は新しいスキーを使った」。HEADワールドカップレベルズに移籍して初めてのシーズンだが、彼女には豊富な経験がある。「何が大事なのかはわかっている」と彼女は語る。「いろいろなことがうまく行き始めているし、私は正しい方向に進んでいると思う。来年(オリンピックシーズン)に向けてもしっかり準備ができている。速く滑るためにはさまざまな要素が必要だ。そのうちのひとつを変えると他の要素にも影響を及ぼすだろう」。
コースコンディションはインスペクションのときにアイスバーンだったが、レースが進むにしたがってグリップしやすい状況に変わっていった。これがマンキューソにとって有利に作用したといえるだろう。
ふたりのHEADワールドカップレベルズ、アナ・フェニンガーとミレーナ・クンが同タイムで14位を分けあった。
クンにとっては、自己最高位の順位である。
女子のダウンヒルは残りあと1レースのみだが、リンゼイ・ボンは依然として種目別ランキングのトップにいるるものの2位ティナ・マゼとの差はわずかに1点。マリア・ホッフル・リーシュは3位につけており、タイトル獲得の可能性はまだ残っている。
主な成績:
1. Tina Maze (SLO)
2. Laurenne Ross (USA)
3. Maria Hoefl-Riesch (GER) HEAD
6. Julia Mancuso (USA) HEAD
14= Anna Fenninger (AUT) HEAD
14= Mirena Kueng (SUI) HEAD
17. Lizz Goergl (AUT) HEAD
27 Marianne Kaufmann-Abderhalden (SUI) HEAD