マリア・ホッフル・リーシュは(世界選手権後)再開された最初のワールドカップ、メリベルのダウンヒルで2位となり、良いリスタートを切った。HEADワールドカップレベルはゼッケン20番でスタートし、ベストタイムを記録。ダウンヒルでは通算9勝目となる勝利をほとんどつかみかけたように見えた。しかし28番目に滑ったカロリナ・ルイツ・カスティーリャがそのタイムを更新し優勝。マリア・マーシャン・アリビエがホッフル・リーシュに100分の1秒差で3位となった。
ホッフル・リーシュは、ベストタイムでゴールしたものの、そのまま優勝できるとは思わなかったと語った。結果的には、スペイン人が10分の2秒差で彼女を上回ったので、その感覚は正しかったことになる。「今日の滑りは昨日のトレーニングランのときよりもまちがいなく良かったと思う。ほとんどのターンがうまくいった」 とレース後にホッフル・リーシュは語った。世界選手権では金メダル1個を含む合計3個のメダルを獲得したホッフル・リーシュだが、けっして絶好調で自信に満ちていたわけではなく、予想外に物事がうまく運んだと彼女自身は感じているという。「シーズンの間は上がったり下がったりと波が激しかったけれど、今日は本当に良い成績を残すことができた。もちろん勝ちたかったけれど、カロリナの優勝を喜びたい。それにマリアとティナ・マゼに僅差で勝って2位になれたのは、とてもラッキーだったと思う」
リッツ・ゲルグルはほんのすこし軟らかいブーツに変えたことで自信をつけたようだ。より攻撃的に滑れるようになったし、よりグリップ力を増したと感じている。「私のためにいろいろと手を差し伸べてくれるチームにはとても感謝している。今日は、ラインは完璧ではなかったれけど、スキーが行きたがっているように滑った。とても手応えを感じている。トップ10に返り咲くことができてうれしい」 とゲルグルは語った。
アナ・フェニンガーは風邪のために冴えなかった。レース後、彼女はまっすぐ家に戻った。
怪我のために欠場中のリンゼイ・ボンが依然としてダウンヒルの種目別ランキングで101点差をつけてトップを守り、マリア・ホッフル・リーシュが4位、アナ・フェニンガーが7位につけている。今季の女子ダウンヒルはあと2レースを残すのみとなった。
Results:
1. Carolina Ruiz Castillo (ESP)
2. Maria Hoefl-Riesch (GER) HEAD
3. Marie Marchand Arvier (FRA)
9. Lizz Goergl (AUT) HEAD
13. Julia Mancuso (USA) HEAD
19. Anna Fenninger (AUT) HEAD
21. Camilla Borsotti (ITA) HEAD
24. Marianne Kaufman- Abderhalden (SUI) HEAD