ゲオルグ・シュトライトベルガーは、HEADワールドカップレベルとして初の表彰台、ガルミッシュ・パルテンキルヘンのワールドカップダウンヒルで3位に入賞した。シュトライトベルガーは第1シード最後の30番スタートで滑り、前半から快調に飛ばし、優勝したクリストフ・インナーホーファーと3位クラウス・クレルの間に割り込んだ。アクセル・ルンド・スビンダルは5位。シーズンも終わりに近づいているが、勝利を渇望している彼はワールドカップ総合タイトルを虎視眈々と狙っているという。
HEADワールドカップレベルズのレーシングマネージャー、ライナー・ザルツゲーバーによれば、シーズン初めに抱えていたさまざまな問題を解決したシュトライトベルガーにとって、これは当然出るべくして出た好成績だという。「中間部のとてもむずかしい区間を、積極的にアタックした。大きなミスをひとつもしなかった。そしてそれはとても重要なことだった」 とシュトライトベルガーは語った。
トレーニングランが霧のために中止となったりスタート地点が移動されたりしたが、シュトライトベルガーはそのパフォーマンスに納得している。そしてHEADサービスチームのサポートにもとても感謝している。
表彰台に上ることは今シーズンの大きな目標だった、と彼は説明する。「今日は良い滑りだった。最初の区間は完璧だった。こういう滑りをもっともっと続けて行きたい」。第1区間はインナーホーファーよりも0.5秒位上速いスプリットタイムをマークしており、ダウンヒル初勝利も目前だった。シュトライトベルガーは“アイスフォール”というセクションでミスをおかし、それが勝利を取り逃がす原因となったが、それでも2位は彼にとって満足できる成績だ。
アクセル・ルンド・スビンダルにとってワールドカップの総合タイトル獲得はかなり厳しい状況となってきた。総合タイトルは2種目以上で戦うすべてのレーサーにとっては究極の目標だが、シーズンが終わるまでにはまだいくつかのレースが残されている。そしてこれは最大のライバル、マルセル・ヒルシャーにとっても同じことがいえる。「今はすべてのレースで勝とうと思っている」 と5位に終わったスビンダルは語った。「でも5位が最悪の結果だとしたら、それでも満足だ」。
スビンダルはダウンヒルの種目別ランキングでは首位に返り咲いた。
主な成績:
1. Christof Innerhofer (ITA)
2. Georg Streitberger (AUT) HEAD
3. Klaus Kroell (AUT)
5. Aksel Lund Svindal (NOR) HEAD
11. Mathias Mayer (AUT) HEAD