シュラドミング世界選手権
リゲティ、ジャイアント・スラロームでも金メダルを獲得
リゲティは、世界選手権における3つ目の金メダルを手に入れた。「これが一番欲しかった金メダルだ」。
テッド・リゲティはスーパーG、スーパー・コンバインドに続き、ジャイアント・スラロームでも優勝し、2013年世界選手権の主役となった。1本目で1秒30のリードを奪い、HEADワールドカップレベルは早くもレースの主導権を握った。「夢のようだ。僕のスキー人生のなかで最高の1週間。まったく思ってもみなかった大成功だ」 と彼は語った。「GSの金メダルは、もっとも望んでいたものだ」。1本目はマルセル・ヒルシャーが2位につけ、アクセル・ルンド・スビンダルを僅差でおさえたマンフレッド・メルクが3位で続いた。
リゲティはこの1本目の滑りがとてもスムーズだったと感じていたが、それは1本目はコースがきれいで荒れていなかったからだ。「(30番目のスタートだったので)2本目はもっとハードだった。とくに溝やバンプのために技術的に難しかったのだ」とリゲティは説明する。
アクセル・ルンド・スビンダルは1本目2位。HEADレーサーの金・銀メダルの獲得が期待されたが残念ながら合計タイムでは4位に終わった。「2本目はメダルに値する滑りができなかった」 とスビンダルは語る。
今大会すでにふたつの金メダル手に入れているリゲティだが、3個目の金メダルには大きな重圧があったという。
「私はこのジャイアント・スラロームの金メダルを手に入れるためにここに来たんだ。もし優勝できなかったら、これまでのふたつの金メダルも価値が半減してしまっただろう」。「一大会で3つの金メダルを獲得できたことは最高に気持ちが良い」 とリゲティは語った。同一の世界選手権で3つの金メダルを獲得したのは、1968年のグルノーブル五輪三冠王ジャン・クロード・キリー以来の快挙だ(当時はオリンピックが世界選手権を兼ねていた)。
「1本目で大きなリードを奪ったが、2本目も抑えようとは思わなかった」 と彼は2本目の戦略について振り返った。
リゲティは、前回のガルミッシュ大会に続き2連勝。世界選手権のGSタイトルを防衛した史上6人目のレーサーとなった。
Results:
GOLD: Ted Ligety (USA) HEAD
Silver: Marcel Hirscher (AUT)
Bronze: Manfred Moelgg (ITA)
4th Aksel Lund Svindal (NOR) HEAD
13th Marcel Mathis (AUT) HEAD
21st Mathieu Faivre (FRA) HEAD
26th Robby Kelley (USA) HEAD