フェニンガーはジャイアント・スラロームでチャンスをものにしブロンズメダルを掴んだ。
アナ・フェニンガーにとって、ジャイアント・スラロームは2013年シュラドミング世界選手権のメダルを獲得する最後のチャンスだった。「世界選手権が始まってからここまでは、難しい状況が続いていた。でも今日こうして最後のチャンスを生かしメダルを手にすることができて、とても幸せだ」 とHEADワールドカップレベルはレース後に語った。「今朝起きたとき、今日はうまくいくという予感がした。緊張せず、自分の力を出すことに集中し、そしてそれがメダルにつながった」 と笑顔をみせた。1本目フェニンガーはテッサ・ウォーレー、カトリン・ツェッテルに続玖3位につけていた。
彼女が2本目を滑り終えたとき、フェニンガーは2位だった。残るはふたり。「ゴールした瞬間の感覚はあまりよくなかった」という。「コースは凍っていて難しいコンディションだったので、滑り自体はそれほどよくなかったと思う。でもここでレースをするのは最高に楽しいし、メダルをとれてとっても滿足している」。
3種目で優勝候補のひとりにあげられたこの大会を彼女は次のように振り返る。「最初の1週間はとてもきつかった。私だけでなくオーストリアチーム全体にとってもむずかしい状況だった。メディアやファンからの期待が大きく、自分自身の時間がなかなか持てなかった。私もチームもメダルが取れなかったのでプレッシャーはますます大きくなっていった。高速系種目では調子が上がらなった。コンバインド・ダウンヒルはよかったのに、スペシャル・ダウンヒルでは滑りもよくなくて元気もなくなってしまった。あまりに結果が出ないので、1日だけ自分の家に戻ってリフレッシュした。その後2日間はGSトレーニング。そしてこれが調子をあげるきっかけとなった。これは今シーズン全体の私と同じような状況だ」 と彼女は説明した。
世界選手権の最後でようやくメダルをとったことで、彼女の周囲はどう変わったのだろうか?「それほど大きな期待は持っていなかったけれどメダルはほしかった。それが結果を悪くしていたのだろう。だから自分のできることだけに集中し、次第に調子は上がっていった」。
その結果はジャイアント・スラロームのブロンズメダルとなった。
主な成績:
Gold: Tessa Worley (FRA)
Silver: Tina Maze (SLO)
BRONZE: Anna Fenninger (AUT) HEAD
9th Maria Hoefl-Riesch (GER) HEAD
20th Anne-Sophie Barthet (FRA) HEAD
22nd Julia Mancuso (USA) HEAD
23rd Lizz Goergl (AUT) HEAD
26th Wendy Holdener (SUI) HEAD