南フランスのモンペリエでは、ユーテックIGエクストリームを使用するリシャール・ガスケが優勝。
今シーズン2勝目を飾りました。一方、クロアチアのザグレブで行われていたATPワールドツアーでは、最新のユーテック・グラフィン・インスティンクトでプレーするマリン・チリッチが優勝しました。しかし、最大のサプライズは、チリのビニャデルマルでのクレーコート大会でした。HEADプレーヤーのオラシオ・ザバロスが、決勝で6-7(2), 7-6(6), 6-4のスコアで怪我のため8ヶ月間ツアーから離れていたラファエル・ナダルを破り、歓喜のツアー初優勝を果たしました。
「僕の夢だったんだ。この瞬間は一生の思い出となるよ」 とユーテック・グラフィン・スピードを使用するザバロスは興奮気味に話していました。さらに 「このレベルまで来たくて頑張ってきたんだ。いままでのテニス人生で最高の瞬間だよ。僕は、肉体的にも精神的にも強くなったと思うよ」 と続けていました。今大会で、このアルゼンチンプレーヤーは、4人のシードプレーヤー(#4:アンデュハル、No.5:ラモス、No.8:ベルロクそして#1シードのナダル)を破る素晴らしいパフォーマンスを見せました。
現在世界ランキング10位のガスケは、今シーズン2個目のタイトル獲得1番乗りの選手となるとともに、今年の戦績を14勝1敗としています。また、ガスケは、母国フランスでの3大会(2006年のリヨン、2010年のニースそして2013年モンペリエ)のタイトルを獲得しハットトリックを達成しました。
「友達や家族のまえで優勝できて嬉しいし、ホッとしているよ」 と生まれ故郷までわずか70キロのモンペリエで通算9個目のタイトルを獲得した世界8位のガスケはコメントしています。「いつもトロフィーを掲げることを目標としているよ。今までで一番のシーズンスタートだね。体調をキープしてこのままいきたいね」 と話しています。
ガスケと同じように、2009年、2010年に続き、母国クロアチアのザグレブで3度目の優勝を飾ったチリッチも決勝でオーストリアのメルツァーを6-3, 6-1とわずか67分で破り、通算9個目のタイトルとなりました。「今までで最も良かった試合だと思うよ」 と今大会33本のエースを叩き込んだ世界12位のチリッチは話していました。「今日はリターンがとても良くて、彼のサービスゲームではほとんど僕がリードできたよ。多くのチャンスをものにできたし、ディフェンスも良かったよ。最初から最後まで完璧なプレーができたよ」 とコメントしていました。