グラフィン - 無限の可能性を秘めた素晴らしい未来の素材。
六角形のハニカム構造で整えられた炭素原子の、単一の二次元の層から成っているグラフィンは、超軽量で極めて薄く、光透過性も備えています。同時に鉄鋼200倍の強度を誇る世界中で注目されている素材です。2人の科学者、アンドレ・ガイムとコンスタンチン・ノボセロフが2004年に実験室でグラフィンの分離にさせることに成功したことにより2010年のノーベル物理学賞を与えられました。
EU(ヨーロッパ連合)は、世界中で研究されており、さまざまな分野で実用化への高い期待があるこの素材の開発事業のために、次の10年にわたって10億のユーロを投資する準備を整えました。
潜在的な実用分野は、自由に折り曲げられる携帯電話、タッチスクリーン、壁に広げられるような薄いテレビ、あるいは革新的なバッテリーや半導体産業でのシリコンの代用などがあり、多分野にわたる開発が期待されています。
HEADは、このグラフィンをテニスラケットで使用する特許を登録しました。
2013年の全豪オープンで、ノバク・ジョコビッチが実証したように、グラフィン・テクノロジーのおかげで、新しいHEAD ユーテック・ラケットは目を見張る進化を遂げました。
しかしながら、HEADグラフィンは、世界No.1のようなトップレベルの選手にだけ恩恵があるわけではありません。確実に、この革新的な技術にはすべてのレベルのテニスプレーヤーに明確な利点をあたえる力があります。
グラフィンは、これまで使用されたどの素材より強く、強度と安定性が必要となるシャフト部を軽量化するという目的で使用されたところに大きな意味があります。
グラフィン・テクノロジーは、初めてHEADラケットにおいて重量配分を最適にさせることを可能にしたのです。
テニスラケットの中央の部分(シャフト部)の重量は削減され、より機能的に優れたものとするためにラケットヘッド部およびグリップに分配されました。
この独自の構造はプレーヤーに無比の操作性とともにスイング・ウェイトをアップさせることでさらなるパワーを提供します。
結果:より少ないパワーで、より大きな反発力が生まれます。
間違いなく、(ラケットの)未来はこの驚くべき素材に属されるでしょう。また、今後より多くのモデルをHEADグラフィンへ統合するために、HEADの開発陣は取り組んでいます。
何しろ、プロも一般プレーヤーもこの素材がもたらす素晴らしさを体験することを望んでいるのですから。
HEADについて
HEAD NV高品質なスポーツ用品で世界のマーケットをリードするブランドです。
そのルーツは、1950年にハワード・ヘッドが、世界で始めての革新的なメタル・スキーを開発したことに始まりました。
HEADは、ウインタースポーツ、ラケットスポーツ、ダイビング、スポーツウェアそしてライセンスの5つの部門から構成されています。製品は、HEAD(テニス、スカッシュ、ラケットボールラケット、テニスボール、テニスシューズ、アルペンスキー、スキービィンディングとスキーブーツ、スノーボード、ビィンディングとブーツおよびスポーツウェア)、Penn(テニスとラケットボールのボール)、Tyrolia(スキービィンディング)、Mares(ダイビング用品)の各ブランドから販売されています。
HEADは、これら全てのマーケットで高いポジションを築いており、製品は、世界のトップ・アスリート達から高く信頼され、世界No.1のノバク・ジョコビッチ、アンディ・マレー、ロビン・ソダーリング、トーマス・ベルディッチやマリア・シャラポワなど、多くのATP/WTAのトッププレーヤー達が使用することで高い信頼と知名度を誇っています。