ホッフル・リーシュは自身のメダルコレクションに新たな銅メダルを加えた。
マリア・ホッフル・リーシュは女子ダウンヒルの銅メダル獲得。HEADワールドカップレベルズのメダル収集はこの日も続いた。マリオン・ローランが優勝。2番スタートのナディア・ファンキーニが大健闘し銀メダルを獲得した。ホッフル・リーシュは 「思い切り勝負をかけた。メダルを取ることができてとても幸せ」 とレース後に語った。
「3位は上出来。コースは難しく、挑戦的だった。硬く凍っていたし、地形の変化も激しかった。4位と100分の4秒差でメダルをとれたのは幸運だったと思う」。
ホッフル・リーシュは多くのレーサーがクラッシュしたコースコンディションについて聞かれると 「ダウンヒルはそもそも危険な競技。私はコースがタフでチャレンジングな方が軟らかい雪のダウンヒルよりも得意としているし、その方が楽しい。コルチナのダウンヒルの後リンゼイが言ったようにダウンヒルをやるには、肝っ玉がすわっていなければならない。とにかくダウンヒルは素晴らしいし、とくに世界選手権のダウンヒルは特別な意味がある」 と答えた。
コースコンデイションの変化についてホッフル・リーシュは 「光の差し方が変わり、一部に暗くぼんやりとしたフラットライトがあり、それが不運をもたらせた」 「私が滑った時には、コース上部は晴れていたけれど中間部分は暗かった。でも全体を通して言えば私は光に恵まれていたほうだと思う」 と語った。
ジュリア・マンキューソは5位。「もっとうまく滑りたかったけれど、トラバースの区間でタイムを失った」 と悔しがる。「コース終盤の雪はスーパー・コンバインドのときよりもツルツルだった」。
ナディア・ファンキーニは2番スタートで滑り、レースの前半をリードしていた。コース中盤の視界の変化のために多くの有力選手、たとえばディフェンディング・チャンピオンのリッツ・ゲルグルやアナ・フェニンガーがタイムをロスし優勝争いから脱落していった。ゲルグルは自分ではよい滑りだったと感じていた。「でも、これ以上私にはどうしようもなかった」 と肩を落とした。「2年前(前回の世界選手権)を振り返ると、あの勝利はすべてがうまく行った結果のご褒美だった。そういうことは2度は起こらないものだ」。
フェニンガーは光線といくつかの失敗、それに多くの選手のクラッシュによるレースの中断に集中力を乱されたようだった。
主な成績:
Gold: Marion Rolland (FRA)
Silver: Nadia Fanchini (ITA)
BRONZE: Maria Hoefl-Riesch (GER) HEAD
5th Julia Mancuso (USA) HEAD
10th Lizz Goergl (AUT) HEAD
11th Anna Fenninger (AUT) HEAD
20th Marianne Kaufmann-Abderhalden (SUI) HEAD
29th Alexandra Coletti (MON) HEAD
30th Elena Yakovishna (RUS) HEAD