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マンキューソ、シュラドミング世界選手権スーパーGで銅メダル獲得

マンキューソ、シュラドミング世界選手権スーパーGで銅メダル獲得

世界選手権女子スーパーGは過去に例がないほどの悪条件のレースだったが、ジュリア・マンキューソは霧のコースを切り裂いて彼女にとって5個目の世界選手権メダルを獲得した。マンキューソは今シーズンからHEADワールドカップレベルズに加わったが、この移籍の理由は世界選手権のメダル獲得の可能性を高めることにあった。非常に攻撃的な滑りで勝利に手をかけたマンキューソだったが、ティナ・マゼとララ・グートの前に3位へと追いやられてしまった。
「今日のレースはとても難しく、長い1日だった」 とレース後のマンキューソは語った。コース中盤を深い霧が覆い、レースの開始は13回にわたって延期された。最終的にOKのサインが出されたのは午後3時近く。さらにコースをサイドスリップで整備する係が滑落して負傷。ヘリコプターで搬出するためにさらに長時間の遅延があった。
「私の滑りはパーフェクトではなかった。でも必死で頑張った」 と彼女は続けた。
マンキューソは徹底的にアタックした。多くの選手がゲートに入りきれなかった難所にも決然と直線的なラインで飛び込み、ギリギリでクリアした。「少しスピードを出しすぎていたかもしれない」 とこのほとんど失敗しかけた箇所について説明する。
「これまで経験した中でもっとも難しいレースだったと思う。とても長いコースだったし、スタートを待つ間に集中力を保つことに苦労した。自分では気づかなかったけれど、ゴール前では体力的にも限界に近かった。いつでもどんなレースでも、自分はもっとうまく滑れたはずだと後悔する。でも、表彰台に登ることですべての悔しさを忘れることができる」 とマンキューソは言う。「でも、それにしても今日は金メダルが欲しかった」
マンキューソはこうレースを振り返って反省するが、一方リンゼイ・ボンはジャンプの着地で激しく転倒。膝に重傷を負って彼女の今シーズンは終了した。USスキーチームのメディカルディレクター、カイル・ウィルキンスによれば、ボンは右膝の前十字靭帯と側副靭帯の断裂、および脛骨の骨折ということだ。彼女は今シーズンの残りのレースには出場することができないが、来年のワールドカップとソチ五輪への復帰にはまだ望みがある。
マリア・ホッフル・リーシュとアナ・フェニンガーはともに旗門に入りきれずにコースアウト。ディフェンディング・チャンピオン、リッツ・ゲルグルは11位に終わった。レースの開始時間が大幅に遅れたうえ、さらに天候が悪化したため、レースは36人が滑った段階で終了した。

主な成績:
Gold: Tina Maze (SLO)
Silver: Lara Gut (SUI)
Bronze: Julia Mancuso (USA) HEAD
11th Lizz Goergl (AUT) HEAD