参加選手の顔を見ると、彼女たちのキャリアにおいて今回どれほどのプレッシャーがかかっていたのか想像できない、そんなプレッシャーをものともせず冷静に自分のパフォーマンスを最高のところへ持っていかなければならない、彼女たちにとってはそれほどの尊敬すべきスポーツがこれだ!だけど数千万人もの人がテレビで観戦し、カメラやライト、多くの観衆で埋まったいまだかつてないこれほど大きなフリースキーイベントで、他人よりも有利に戦うのはスキーをどれだけ愛しているのか??だと思う。
カヤ・ツルスキにとってはこの日はとりわけプレッシャーが強い日だったに違いない、カヤはメディアに登場するだけでなく、スロープスタイルで4回優勝した最初のライダーだったからだ。最初の2ランはクラッシュしたが、カヤはそこから歴史に残るような見事なカムバックを果たす。加えて彼女のセカンドラン前にアクシデントが・・・カヤの親友ローズが背中からクラッシュして長時間のコース閉鎖、同じく親友のアシュリー・バタスビーもカヤの3ラン前に右足に深刻な怪我をしてコース閉鎖・・・相次ぐ友人の怪我を目の当たりにしながらカヤは冷静さを失わなかった、アシュリーのクラッシュでドクターなどがコース内に入り、約14分経過した後の3ランでカヤは自分の能力を最大限に引出し、シルバーメダルを獲得したのである。
「おれたちはカヤならやってのけると思っていたよ、最初の2ランはとても積極的だったし、クラッシュした後の表情も良かった。3本中2本失敗してもまだ輝きを失っていなかったからね!カヤの経験と能力が今回のメイク・ミラクルを実現させたんだと思うよ」とHEADのフリースキー部門マネージャー タイソン・ブコビッチは語っていた。「すべての女性スキーヤーにとって、この大会はとても有意義なものだったと思う。今大会怪我をしてしまったローズとアシュリーには怪我を直して、また頑張ってほしい。またHEADライダーのJamie Crane-Mauzyは初めてのX-Gamesで結果はでなかったが、みんなの目には彼女が焼付いたんじゃないかな、あのラストで見せたダブルバックフリップは女性ライダーではめったに見ることができない代物だよ!彼女にとってはとてもハッピーな時を過ごせたと思う、このまま頑張ってくれれば素晴らしい未来が見えてくるね!」とも言っていた。
Congratulations to Kaya for an amazing performance and we look forward to catching up with her as the season progresses.
Photos by HENRIK LAMPERT