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ボン通算59勝目、フェニンガーは3位

ボン通算59勝目、フェニンガーは3位

リンゼイ・ボンはマリボールのGSで優勝し、世界選手権に向けてさらに調子を上げている。1本目は3位だったが、2本目の素晴らしい滑りで1本目のリーダー、ティナ・マゼを2位にそしてボンがゴールするまで合計タイムでトップに立っていたHEADワールドカップレベルズのチームメイト、アナ・フェニンガーを3位追いやり勝利をつかんだ。今シーズンのボンにとっての指定席、それは表彰台の中央。彼女は6回表彰台に立っているが、そのすべてで優勝しているのだ。
この冬いろいろな病気で苦しんだボンだが、世界選手権に向けてのアプローチは順調のようだ。2分の1秒差を追って2本目のボンは、彼女本来の激しいアタックをみせた。そして、ゴールのリーダーボックスにいたアナ・フェニンガーを追い落とした。「復帰後初めてのGSレースだったので、まさか今日優勝できるとは思っていなかった」 とレース後のボンは語った。1本目3位の彼女はゴールした後、まだツェッテルとマゼの追撃を待たなければならなかった。ふたりとも失敗したが、それでもマゼとは0.08秒差という僅差だった。
「1本目は全体としては良かったけど、終盤の滑りにはちょっと不満」 とボンは語った。「2本目は、よし、イチかバチか勝負してみようと決心した。もう行くしかなかった。いくつか失敗したところはあったけれど、去年以来のGS優勝。これまで私のGSにとって悪いことが続いたけれど、今日はパーフェクトだった」。 ボンはこのレース前に3日しか練習をしていなかったし、5位までに入れればいいと思っていたという。これでスラロームでもアタックする自信ができたようだ。
アナ・フェニンガーは 「安定した成績が続いていることは嬉しいし、2本目の滑りは良かったと思う。この先に向けても見通しは明るい」 と語った。
この勝利でボンはアンネマリー・モザー・プレルの持つ女子のワールドカップ最多勝利記録まであと3と迫った。と同時に今季のワールドカップ総合ランキングでも3位に上昇。マリア・ホッフル・リーシュ(このレース4位)とアナ・フェニンガーの間に割って入った。

主な成績:
1. Lindsey Vonn (USA) HEAD
2. Tina Maze (SLO)
3. Anna Fenninger (AUT) HEAD
4. Maria Hoefl-Riesch (GER) HEAD
8. Julia Mancuso (USA) HEAD
11. Anne-Sophie Barthet (FRA) HEAD
18. Lizz Goergl (AUT) HEAD