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スビンダル ついにキッツビューエル初勝利を飾る

スビンダル ついにキッツビューエル初勝利を飾る

アクセル・ルンド・スビンダルは、これまでどうしても勝つことができなかったキッツビューエルでの勝利を、ついに彼の輝かしいキャリアに加えることができた。キッツビューエルとウェンゲンで33レースに出場し、HEADワールドカップレベルは、キッツビューエルスーパーGの勝利をようやく彼の成功リストに加えることに成功した。「僕がなぜここで勝てないのか、誰もそれを聞きたがるんだ」 とスビンダルは言った。彼は今でもキッツビューエルのレースではナーバスになるという。これは彼にとって通算20回目の優勝だが、意外にもキッツビューエルでは初の勝利なのだ。キッツビューエルで優勝すると、その栄誉を讃えて勝者の名前がゴンドラの搬器につけられる。来シーズンは彼の名前の書かれたゴンドラがハーネンカムの山頂に向かうことになる。スビンダルは、これでようやく重圧から開放されるだろう。「今日はプレッシャーも大きかったが、うまく自分をコントロールできたと思う」 と語ったマティアス・マイヤーが2位、3位にはクリストフ・インナーホーファーが入った。チェティル・ヤンスルード4位、テッド・リゲティ6位、ヨハン・クラリーが7位タイ。HEADワールドカップレベルズにとって素晴らしい1日だった。

スビンダルはスーパーGのポイントリーダーの座を守った。いっぽう彼にとって最初のワールドカップ表彰台に立ったマイヤーは、レース後に 「クレイジーなレースだった」 と目を大きく見開いて語った。「ここはただ滑り降りることだけでも、危険がいっぱいなコースだ。もし勝ちたいと思うのならば限界までリスクをおかさなければならない。」 マイヤーはゴールした段階で1位。電光掲示盤の彼の名前の横に“1”という数字が点滅しているのを見て、とても幸せだったという。
キッツビューエルはワールドカップのなかでもとくに危険でむずかしいコースだが、フランスチームのコーチ、パトリス・モリゾーがセットした今回のコースは多くのレーサーを途中棄権に追い込んだ。全部で56選手がスタートしたが、そのうち15人がゴールできずに途中棄権。選手にとっては非常に厳しい試練だった。
スビンダルはこれでスーパーGのポイントランキングで2位に171ポイントのリードを奪った。残りは2レース。逆転の可能性があるのはマイヤーとマッテオ・マルサーリアのふたりだけだ。またオーバーオールでは2位をキープし、トップのマルセル・ヒルシャーとの差を88ポイントに縮めた。今季のスーパーGで3勝目となるこの会心の勝利で、スビンダルは先週ウェンゲンで味わった悔しさ(ダウンヒルでの途中棄権)を晴らすことができたことだろう。

主な成績:
1. Aksel Lund Svindal (NOR) HEAD
2. Mathias Mayer (AUT) HEAD
3. Christof Innerhofer (ITA)
4. Kjetil Jansrud (NOR) HEAD
6. Ted Ligety (USA) HEAD
7. Johan Clarey (FRA) HEAD
11. Georg Streitberger (AUT) HEAD
26. Gauthier de Tessieres (FRA) HEAD
28. Ben Thomsen (CAN) HEAD