コロラド州ブリッケンビレッジで開催されていた Dew Tour iON Mountain Championships 女子フリースキースロープスタイル最終日は軽い雪が積もり日差しも良く、絶好のコンテスト日和となりました。
前日のセミファイナルに残った上位6名のライダーにはみんな2012年のDew Cupを征するチャンスがありました。
ブリッケンビレッジのローカルライダーエミリア・ウィントは予選トップでファイナルに進出し地元の利を生かして他者を寄せ付けず5ポイントリードして勝利を手繰り寄せていました。しかし、ウィントのファーストラン終盤、まさに67フィートほどのビッグジャンプを見せた直後のランディングエリアが前日の降雪で緩み着地を失敗し、彼女の体はコースへ打ち付けられてしまいました。
この合間に抜け出したのが前日予選3位につけていたHEAD ライダーのカヤ・ツルスキー、彼女のファーストランはまさにコンペティションの滑りで他を圧倒しました。ツルスキーはまずスイッチスタンスでレインボーボックスをクリアし、リップスライドさせながらフェイキーで次のレールへ・・・最初のジャンプでアンナチュラルなスイッチ360、2個目のジャンプでスイッチ540、その後次のレインボーボックスで270、最後の二つのジャンプでは540とスイッチ720で締めくくりました。
「ここにはこれから女子のフリースキー界をリードしていく素晴らしいメンバーが集まっている。その中で経験を積み、さらに高い次元へ行きたいたいわ~」とツルスキーは謙遜しながら話していたが、彼女のコンテストへ向ける情熱とコンディションの良さが際立った感じがした。また「とてもうれしい!Dew Tourでとても貴重な時間を体験することができたし、参加しているライダーもみんなすごくて刺激になる!」と、カヤ・ツルスキーはDew Tourのオフィシャルコメントを出している。
Source: allisports.com
photo by: Ananda Photography