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スビンダルがヴァル・ガルディナのスーパーGで勝利

スビンダルがヴァル・ガルディナのスーパーGで勝利
スビンダルはヴァル・ガルディナのスーパーGコースを完璧に制圧した

「今は滑りのバランスがとても良いので、リスクを覚悟でアタックできるんだ」。HEADワールドカップレベル、アクセル・ルンド・スビンダルは、今シーズンのスーパーG 2勝目の勝因についてこう語った。ゴール前で一瞬ヒヤッとさせるミスを2回おかしたが、スビンダルは彼にとって通算19回めのワールドカップ優勝を記録した。チームメイト、チェティル・ヤンスルードも4位。ノルウェーチームにとっては充実した1日となった。

スタートから30秒間で早くも2位に2分の1秒のリードを奪ったスビンダルは
「前半はできるだけ激しく滑り、ミスもなかった」という。
この第1区間での快走が彼の勝利を導いたといえるだろう。現在のスビンダルは高速系種目で非常に安定した滑りをしており、絶好調を維持している。

いっぽうヤンスルードにとっては、嬉しさ半分悔しさ半分といったところだろう。
「失望したというほどではないが、タイム差はほとんどなかったのに2位と4位では大きな差だ。僕が2位だったらHEADが表彰台にふたり立てたのに」と言う。
「滑りは悪くなかった。でもいくつか小さなミスをして、それが響いた」
「とてもハッピーではないが、でもまあまあハッピーだ」4位でレースを終えた後のヤンスルードは、微妙な表現でその気持を表現した。

マティアス・マイヤーは大喜びの6位、ヨハン・クラリーは(スーパーGでは不利と言われる)1番スタートで滑り8位。8位以内に4人のHEADレーサーが入賞した。

HEADのレースマネージャー、ライナー・ザルツゲーバーはアクセル・ルンド・スビンダルのパフォーマンスについて
「今日の滑りは最高だった。彼の調子は現在とても良いし、今季の初めにサービスマンが交代したことも良い結果につながっている」

「スビンダルはHEADスキーの開発にもとても積極的に関わってくれている。彼とヤンスルードはチームメイトであると同時に同じHEADをはいているので、トレーニングのときからお互いに競い合ったり協力しあったりしている」

ライバルたちからも賞賛されるが、スビンダルは積極的にリスクに挑戦し、強く攻撃的な滑りをしたいるからこその勝利であることを自覚している。
「きれいな滑りでミスなく滑るよりは、多少のミスを覚悟してアタックすることを選ぶ。それが高速で滑るときの最大のポイントだ。そうすれば多少のミスをしても納得できるものだ」


主な成績
1. Aksel Lund Svindal (NOR) HEAD
2. Matteo Marsaglia (ITA)
3. Werner Heel (ITA)
4. Kjetil Jansrud (NOR) HEAD
6. Matthias Mayer (AUT) HEAD
8. Johan Clarey (FRA) HEAD
17. Georg Streitberger (AUT) HEAD
25. Ted Ligety (USA) HEAD