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ヘッドスキーの表彰台制圧をリードするリンゼイ・ボン

ボンは、レイクルイーズで7連勝を達成。

今季ダウンヒル第1戦での圧倒的な勝利、そしてダウンヒル第2戦での粘りの勝利。そして3連戦の最終日には、他のすべてレーサーにスーパーGのレッスンをしてみせるかのような完璧な勝利だった。HEADワールドカップレベル、リンゼイ・ボンにとって、この勝利はレイクルイーズ7連勝目。アニャ・パーソンが持つ記録を更新した。そしてボンは、ワールドカップ通算勝利数でも単独2位に浮上した。HEADワールドカップレベルズが表彰台を完全に独占、ボンに続きジュリア・マンキューソが2位で今季初の表彰台に立ち、さらにアナ・フェニンガーが3位に入った。

フェニンガーは前日のダウンヒル第2戦では27位と惨敗だったが、この日は見違えるような滑りで、第2中間計時まではトップタイムで疾走していた。後半部で少しタイムを失ったが、それでも見るべきものの多い素晴らしい滑りだった。

それは決意に満ちた攻撃的な滑りで、ゴールした時点では当然のようにトップだった。だが次に滑ったマンキューソがすぐさま彼女のタイムをちょうど10分の1秒上回り、フェニンガーの首位の座は長くは続かなかった。そしてマリア・ホッフル・リーシュがふたりに続き、この時点でヘッドの1-2-3が決まった。

しかし、誰もリンゼイ・ボンの快進撃を止めることはできなかった。彼女はこれでレイクルイーズ7連勝。しかもふたつの異なるシーズンで3連勝を達成した男女を通じて初のレーサーとなった。ボンは速かった。彼女の滑りはスムーズでしかもダイナミックだった。そしてより重要なことは、彼女はヘッドの1-2-3フィニッシュをさらに確実なものにする素晴らしいタイムをマークしたことだ。

ボンはレース後、抜け殻のような表情でこう語った。
『今日は、まったく力が湧いて来なかった。朝起きたときに、すでに疲れていた。エネルギーを補給する必要があると感じた。ウォームアップランもほとんど滑らなかった。今日は、出来る範囲でレースの準備をするのが精一杯だった。タフな1日だった。すべてのエネルギーを使い果たし、今は本当にクタクタだ』

マンキューソは、自分自身がコース半ばの中間計時地点でボンにわずか100分の3秒遅れでついているのを知っていた。そして
『全力で彼女に立ち向かったが、ゴールではその差は0秒40に広がっていた…』

フェニンガーは3位という成績に満足していた。彼女にとってレイクルイーズの表彰台に立つのはこれが2回目だ。
『ここのレースは、毎年行われるスーパーGのなかでももっともお気に入りのひとつ。とくに急斜面が相性がよく、毎年この区間は好タイムをマークしている。不本意な2日間の後、表彰台に立てたことはとても重要なことだ。そして雪が降っていても、天候が悪くても、コンディションが悪くても私は速く滑れるのだということがわかったのは、とても重要なことだ。それは私に自信をより確かなものにしてくれる』 と語った。

主な成績:
1. Lindsey Vonn (USA) HEAD
2. Julia Mancuso (USA) HEAD
3. Anna Fenninger (AUT) HEAD
5. Maria Hoefl-Riesch (GER) HEAD
14. Lizzi Goergl (AUT) HEAD