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ビーバークリークのダウンヒルでスビンダルとヤンスルードが揃って表彰台に立つ

ビーバークリークで行なわれた男子ダウンヒル第2戦アクセル・ルンド・スビンダルは2位。チームメイトであり、ヘッドワールドカップレベルの仲間でもあるチェティル・ヤンスルード(3位)を伴って表彰台に上がった。過去に2回このコースで優勝しているスビンダルは、ハットトリック(3回目の優勝)は逃したものの、自分のパフォーマンスには満足しているようだ。最終トレーニングでベストタイムをマークしており、ダウンヒル第2戦が終わった時点で彼は男子ワールドカップの総合ランキングでもトップに立っている。このレースで優勝したのは、イタリアのクリストフ・インナーホーファーだった。

レース後、スビンダルは次のようにコメントした。
『幾つかのポイントでタイムを失ったけれど、それを失敗とは呼びたくない。目いっぱいにアタックしたのだから、この程度ことはよくあることだ』。コース前半の難所タロンセクションと呼ばれる区間で、スビンダルは限界まで攻撃的なラインでアタックした。
『コースの中盤辺りで、滑りを変える必要があった。前半部で思ったよりもスピードを稼げなかったからだ。だから後半はコースに合わせて滑りを少し変えた。今日は、思い切り攻めると同時に全体の流れも考えて滑った。そういう意味では、このコースで2位になれたということは、とても満足している』

スビンダルがヤンスルードとともに表彰台に立ったのはこれが2度めのことである。ヤンスルードは
『スキーのセットアップを少し変えたことが良い結果に結びついたと思う。幾つかの区間では、もっとうまく滑れたと思うけれど、表彰台に立てたことはとても嬉しい。トレーニングランの時に比べれば大きな進歩だ。こんなに早くダウンヒルで表彰台に立てるとは思っていなかった。アクセルにとっては勝てるレースだったが、少しのミスが意外に大きく響いた。でもふたりで表彰台に立てたことは、我々がこの秋からシーズンに向けて準備してきたことが正しかったと証明してくれていると思う。今日の成績は、明日からのスーパーG、ジャイアント・スラロームに向けての自信をより強いものにしてくれた!』


レースは2番スタート、ヘッドチームのギレルモ・フェイが好タイムをマークし、その後暫くの間、トップをキープ。今季からヘッドチームに加わったゲオルク・シュトライトベルガーに抜かれるまで首位の座を守った。そのフェイは最終的に12位となった。またヨハン・クラレイがシュトライベルガーに続く7位となって、ヘッドワールドカップレベルはトップ7に4人のレーサーを送り込んだ。


主な成績
1. Christof Innerhofer (ITA)
2. Aksel Lund Svindal (NOR) HEAD
3. Kjetil Jansrud (NOR) HEAD
6. Georg Streitberger (AUT) HEAD
7. Johan Clarey (FRA) HEAD
12. Guillermo Fayed (FRA) HEAD
16. Ben Thomsen (CAN) HEAD
21. Matthias Mayer (AUT) HEAD