北極圏レビの光のなかで、マリア・ホッフル・リーシュが快勝した。2009年のこのレースでも優勝しているホッフル・リーシュは、1本目で2位につけた。そして2本目は完璧な滑りでフィンランドのタニア・ポウティアイネンを逆転して優勝。3位にはミカエラ・シフリンが入った。ここ北極圏レビは昼間でも暗く、コースには夜間照明が灯される。ナイトレースではないものの、独特の幻想的な雰囲気のなかでレースは進んだ。
レース後、HEADワールドカップレベルのマリア・ホッフル・リーシュは次のように語った。 『シーズンの開幕を勝利で飾るのは、いつでも最高の気分。セルデンでのジャイアント・スラローム開幕戦ではインフルエンザの影響であまり調子はよくなかったけれど、ようやく回復し今日のレースは良いコンディションで滑ることができた』 『私はもうすぐ28歳になり、たとえばミカエラ・シフリンのような若い選手と比べるとベテランと呼ばれる年齢になった。でもまだまだ成長しているし、次のレースが楽しみで仕方がない』
ホッフル・リーシュはコース上部の緩斜面でタイムを失ったが、中間から下、長い急斜面とそれに続くゴール前の緩斜面で素晴らしく速かった。フィニッシュラインを横切った時、それまでリードしていたシフリンのタイムを4分の3秒上まわり、トップの座を奪い取った。1本目のベストタイムを記録していたポウティアイネンは、スタートハウスでこのことを知り、2本目も全力で滑らなくてならないことを悟った。彼女は地元のファンの大声援のなかで滑ったが、いくつかのミスをおかし、ホッフル・リーシュに2分の1秒以上及ばなかった。
ジュリア・マンキューソとリンゼイ・ボンが、この後のワールドカップツアー北米シリーズに万全を期してレビのスラロームをスキップしたため、HEADワールドカップレベルズの若手選手たちにとっては、自分の存在をアピールする絶好のチャンスとなった。スイスのウェンディ・ホルデナーは11位、スウェーデンのアンナ・スベン・ラルソンが7位。ともに自己最高の成績をマークした。
ホッフル・リーシュにとって、レビのスラローム優勝は3回目。2本目のタイムはすべての選手の中で最速だった。3シーズンぶりの総合優勝に向けて、彼女の調子は絶好調時のそれに戻ってきているようだ。
HEADワールドカップレベルズの女子選手にとって、次のワールドカップはアメリカのアスペンで行なわれるジャイアント・スラロームとスラロームだ。
Results:
1. Maria Hoefl-Riesch (GER) HEAD
2. Tanja Poutiainen (FIN)
3. Mikaela Shiffrin (USA)
7. Anna Swenn-Larssen (SWE) HEAD
11. Wendy Holdener (SUI) HEAD
25. Anne-Sophie Barthet (FRA) HEAD
26. Carmen Thalmann (AUT) HEAD