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ジョコビッチ、マレーとのHEAD対決を制し、上海マスターズ初優勝!

ノバク・ジョコビッチが、上海マスターズ1000大会の決勝で、同じくHEADプレーヤー仲間のアンディ・マレーとタイトルを争い、5度のマッチポイントを凌ぎ、5-7, 7-6(11), 6-3で3時間半にも及ぶ激戦を制しました。ジョコビッチは、この勝利で中国では負けなしの10連勝としています。ユーテックIGスピードMP 18X20を使用するジョコビッチは、これで通算33個目のタイトルとなり、今シーズン5個目のトロフィーを掲げています。また、年度末ランキング争いでも1位のフェデラーに肉薄しています。ジョコビッチは、9大会あるマスターズ・シリーズのすべてで決勝を戦った3人目のプレーヤーとなり、彼自身もその内7大会で優勝したことになりました。

ジョコビッチは、ライバルであるマレーに対し3連敗を阻止しています。マレーは、ユーテックIGラジカル・プロを使用して、今年のロンドンオリンピックの準決勝、そしてUSオープンの決勝でジョコビッチを破っており、特にUSオープンでのグランドスラム初優勝でブレークスルーを果たし、世界ランキング3位まで駆け上がっています。

前週の北京でも優勝したジョコビッチは、マスターズ・シリーズの通算タイトル数を13個に伸ばしています。このセルビア人プレーヤーは、セカンドセットのタイブレークでも4度のマッチポイントを握られましたが、それを凌ぎファイナルセットでは2度、マレーのサービスゲームを破って勝利をものにしています。『この試合は、負けてもおかしくなかったよ。すべてのセットが僅差だったし、アンディは、何度も試合を終わらせるチャンスがあったんだからね』 と準決勝ではHEADプレーヤー仲間のトーマス・ベルディッチを破っているジョコビッチは語り、『今日は、準優勝になるところだったけど、挽回して勝ったことを誇りに思うよ。本当にスリリングな試合だったね。アンディとのゲームはいつもタフだよ』 と話していました。

上海マスターズ3連覇を目指していたマレーは、『とても悔しい負けの一つだね。でも、以前にはもっとキツイ敗戦もあったしね。これを糧にもっと強くなるよ』 とコメントしていました。

ジョコビッチは、彼自身がツアー最終週に向けて(ランキング争いで)緊迫した位置にいることをわかっています。『いい感じだよ。コートの上で自分に自信が持ちたいとき、良いフィーリングでいたいと思っているときに、ここ最近の優勝は何よりだよ。今回のように、勝つことは、どのアスリートにとって究極の目的だしね。長いシーズンの中で、いろいろと考えないことにしているんだ。まだ、いくつか大きな大会が控えているけど、上手くプレーしたいと思っているよ』 と話していました。