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ジョコビッチ、北京で3度目のタイトル獲得。NO.1争いが熾烈に!

HEADラケットレベルのノバク・ジョコビッチが、チャイナ・オープンでツォンガを7-6(4), 6-2で破り3度目のタイトルを獲得するとともに、年度末のNo.1レースをより混沌とさせています。同じく北京では、マリア・シャラポワが決勝に進みましたが、惜しくもアザレンカに6-3, 6-1で敗れています。また、東京での楽天オープンでは、アンディ・マレーが準決勝に進出しています。ジョコビッチと、マレーともに、秋のアジアシリーズ最後を飾る上海マスターズ1000に出場します。

ジョコビッチは今シーズン4勝目となり、北京では、2009年に優勝して以来、2010年そして2012年と14連勝でいまだ負けたことがありません。『来年もチャイナ・オープンに参加する予定だよ。ここは、僕にとって最も成功している大会だからね』 と、世界No.2のジョコビッチは話し、『プレーするのが好きな場所だし、環境も気に入っているんだ。前にも話したけど、たくさんの応援をもらえるし、ここのファンはとても素晴らしいよ』 と、コメントしていました。

ユーテックIGスピードMPでプレーするジョコビッチは、いくつかのキーポイントを挙げていました。『お互いにチャンスはあったけど、最後の緊張する場面で冷静になれたね』 と語り、年度末のNo.1になることにトライしていることも話していました。『今はこれ(最終ランキングNo.1)が目標さ。今回の優勝は、No.1に向けて、間違いなく大きなものとなると思うよ。でも、これからが大切だね。上海での大きな大会も始まるし、まだまだ分からないよ。大会では、いつも通り目の前の1戦1戦をしっかり勝っていくことを心掛けているよ』 とコメントしていました。

ジョコビッチは、準決勝で同じHEADプレーヤーのフローリアン・マイヤーユーテックIGプレステージMP使用)を6-1, 6-4で破っています。

一方女子では、ユーテックIGインスティンクトMPでプレーするマリア・シャラポワが、ここ5度の決勝で4回負けている、ヴィクトリア・アザレンカに次の対戦でリベンジすることを誓っていました。シャラポワは、90分で敗れてしまいましたが、決勝に進んだ時の戦績は27勝18敗と勝負強さを誇っています。『ヴィクトリアは、とても良いプレーをしていたわ。今日は多くの場面で私より上だったということね』と、シャラポワは話していました。

『決勝で負けたことは残念だけど、ここまでやってきたことは間違いなく正しいステップを踏んでいるわ』と、シャラポワは語り、イスタンブールで行われるWTAチャンピオンシップに向け準備をしているでしょう。

『その年の最終戦だし、ここでプレーすることは素晴らしいことよ。いつも、この大会に出ることを年初に目標にしているの。毎年、世界のトップ8の一人になりたいと思っているの』 と、話しています。

東京の準決勝でラオニッチに3-6, 7-6 (5), 6-7 (4)で敗れたアンディ・マレーは、上海マスターズにむけて改善を試みています。ユーテックIGラジカル・プロでプレーするUSオープンとオリンピックのチャンピオンは、ラオニッチ戦でのスロー・スタートに不満でした。『スタートで上手くプレーできなかったことが、厳しくしてしまったね。相手に自信を与えてしまい、セットを落としてしまったよ。最後もマッチポイントがありながら、終わらせることができなかったことにがっかりしているよ。今日は、ゆっくり入りすぎたことが、この結果をもたらしたね。悔しい負けだよ。ここ数か月の疲れもあるのかな』 とマレーは話し、『上海のマスターズに集中するよ。その後もパリのマスターズやロンドンでのATPワールドツアー・ファイナルがあるしね。これをメインのゴールと考えているよ』 と、コメントしています。