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ガスケ、シモンとのHEAD対決を制し、2年半ぶりのタイトル!

リシャール・ガスケが、バンコクで行われたタイ・オープンで、同胞でHEADプレーヤー仲間のジル・シモンを6-2, 6-1下し、約2年半ぶりのタイトルを獲得しました。元トップ10プレーヤーのガスケは、2010年5月のニース以来の優勝を飾っています。

今大会の2シードで、ユーテックIGエクストリーム・プロ2.0を使用するガスケは、2009年のチャンピオンであるシモンを68分で破りましたが、シモン(ユーテックIGプレステージMP使用)は、試合直前に膝の故障で治療を受けていました。初出場となったタイ・オープンで世界19位のシモンを破ったことにより、彼との対戦成績は6戦全勝となりました。また、キャリア17回目の決勝進出となり、今シーズンはエストリルとトロントに続き3度目のファイナルを戦い、2012年の戦績を37勝18敗としています。

シモンは、決勝前に右ひざを痛める前までは快調なプレーで、2009年に続き2度目の優勝を狙えるところまで来ていました。『痛みは試合直前のウォームアップの後になって感じたんだ。棄権しようかと思ったほどなんだ』 と話し、『準決勝では、すごく良いプレーができたんだけど、決勝はこのような形で終わってしまい残念だね』 と、第2セット、1-4とリードされたところで、治療を受けた27歳のシモンはコメントしていました。

ガスケは、最初のゲームこそ落としましたが、その後は終始ゲームをコントロールして危なげなく勝利しました。『優勝できたことは嬉しいけど、同国の友人と戦うのは辛いね。勝利は素直に嬉しいけど、何か複雑な気分だよ。今大会はいくつもタフなゲームがあったけど、最後に7個目のタイトルを取れたことは僕にとっても大きいよ。ここでの優勝は本当によかったね。久しぶりに優勝できたことで意味のある大会になったよ』 と語っていました。