ユーテックIGプレステージMPを使用するスロバキアのマーティン・クリザンが、ロシアのサンクト・ペテルブルグオープンで、ファビオ・フォグニーニを6-2, 6-3 で破り、自身初となるATワールドツアーのタイトルを獲得するとともに、キャリア最高位となる33位にランキングをアップさせました。彼にとってツアー初優勝であるとともに、スロバキア人プレーヤーにとっても2004年以来のタイトルとなりました。
23歳のクリザンは、1週間前にインドアでデビスカップを戦ったあと、ロシアに直行してツアーに参加していました。今大会第3シードとなった、スロバキアの首都ブラチスラヴァ出身の彼にとって、これが初のATPツアーの決勝でもありました。準決勝では、同じくHEADプレーヤー仲間のミハイル・ユーズニー(ユーテックIGエクストリーム・プロ使用)との4時間近いマラソンマッチを制し、決勝へすすんでいます。
決勝では、冷静さと良い動きをキープして69分で勝利しています。『僕にとって初めてのタイトルだけど、これからもっと勝っていきたいね。この1週間は長い試合が多くてとても厳しかったね。特に準決勝のユーズニーとの試合の後はヘトヘトだったんだ。でも僕はまだ23歳と若いし、今年はトップ100で終わる目標は、すでに達成たし、新たな目標は30位以内で今シーズンを終わりたいと思っているんだ』 と語っていました。
1週間前に、ポルトガルとのデビスカップにも勝利していたクリザンは、『デビスカップ後の大会は難しいよ。でも、ここで良いプレーができたことはとても嬉しいよ』 と、話していました。