ユーテックIGインスティンクトMPを使用するHEADラケットレベルズのトーマス・ベルディッチが、アルゼンチンのブエノス・アイレスで行われたデビスカップ準決勝で、母国チェコ共和国を2度目のデビスカップ決勝へ導く活躍を見せました。決勝は、故障のナダルを欠きながらもアメリカを3-1で下したスペインを地元に迎えて、12月16-18日に行われます。また、今回の準決勝2対戦とも、HEAD ATPボールが使用されました。
ベルディッチは、初日のシングルスで、ファン・モナコを6-1,4-6, 1-6, 6-4, 6-4 で下すと、翌日のダブルスでも、同じくHEADプレーヤーのラデク・ステパネック(ユーテックIGスピードMP使用)と組み、カルロス・ベルロク、エドワルド・シュワンク組をストレートで破りました。さらに、勝敗を決める最終日のシングルスでは、ベルロクに6-3 6-3 6-4で勝利して、チェコの決勝進出を決める3勝目をあげました。
『14年間、ホームで負けていなかったアルゼンチンを止めることができてうれしいよ』 と、1週間前にUSオープンでベスト4となり、ハードコートからレッド・クレーへ迅速に対応できていたベルディッチは『僕のキャリアの中でも最高だよ。決勝が本当に楽しみだよ。僕たちは、地元での開催することができるし良いプレーができると思うよ。今回は最高のプレーを見せたいと思っていたし、それができたね。シングルでの2勝とダブルスでも貢献することが、僕に課せられた役目だったしね』 とコメントしていました。
ベルディッチは、2009年のバルセロナで行われた決勝でプレーしていますが、その時はスペインに敗れています。そして、チェコスロバキア時代の1980年に優勝して以来、2度目の栄冠を狙っています。
『ナダルが出るかどうかによって、決勝は大きく左右されると思うけど、コート・サーフェイスも選ぶことができるホームでプレーするということは重要なことになるね』 と話していました。