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USオープンに向けベルディッチ、ビンチが順調な仕上がり

HEADラケットレベルズのトーマス・ベルディッチが、USオープン直前のウィンストン・セーラムオープンで決勝まで進み、ジョン・アイズナーと対戦しました。最終セットのタイブレークで決着がつくという大接戦の末、惜しくも6-3, 4-6, 6-7(9)で敗れ、準優勝となりました。

今シーズン、モンテペリエで優勝、マドリッドのマスターズ1000では準優勝しているベルディッチは、第2シードとして登場。決勝までの間、1セットしか落とさない好調なプレーで勝ち上がってきました。ユーテックIGインスティンクトMPを使用する世界ランク7位のベルディッチは、敗れはしましたが、3度のマッチポイントを凌ぐ粘り強いプレーをみせ順調な調整ができているようです。

今大会をワイルドカードでエントリーしたベルディッチは、自身のキャリアでメジャー初の準々決勝に進んだUSオープンに向け、『USオープン前に十分な準備ができたよ。プレーも結構良かったしね』 と1回戦でベルギーのデビッド・ゴーフィンと対戦するベルディッチは語り、『この大会での目標が何試合かを勝利することだったので、それが達成できてよかったよ』 ともコメントしていました。

一方、女子ではロベルタ・ビンチが、ダラスでのテキサスオープンでプレーし、かつての世界No.1のエレナ・ヤンコビッチを7-5, 6-3で破り、見事タイトルを獲得しています。このイタリア人プレーにとって2011年のブダペスト以来、通算7個目のツアータイトルとなりました。

ユーテックIGエクストリーム・プロでプレーするビンチは、過去8回の決勝進出で7勝という勝負強さを持っています。また、今大会では1セットも落とすことなく優勝を飾っています。『本当に素晴らしい決勝になったわ。1セット目を取って、第2セットも3-0とリードしたんだけど、挽回されて3-3になってしまったの』 と勝者は話し、『エレナは、素晴らしいプレーヤーだし、序盤は少しナーバスになってしまったわ。でも、リラックスして、自分のショットを打ち続けるよう心掛けたの。二人とも疲れていたと思うけど、それができたと思うわ。とにかくタフな1週間だったわ、ドローも、決勝も厳しかったけど、優勝できてとても幸せな気分ね』 とインタビューで話していました。