HEADラケット・レベルズのノバク・ジョコビッチが、シンシナティでのマスターズ1000で2度目となる準決勝に勝利し決勝に進んでいます。2週間前のロンドン・オリンピックで敗れた悔しさをハードコートで晴らしています。世界No.2のセルビア人プレーヤーは、グラスコートからハードコートへと続く夏場を、しっかりとした足取りで進んでいます。ユーテックIGスピードMPでプレーするジョコビッチは、準決勝で、ファン・マルティン・デルポトロを6-3, 6-2で下し決勝に進むとともに、ハードコートでの連勝を15に伸ばしています。
ロジャー・フェデラーとの決勝で、セカンドセットではマッチポイントを凌ぎましたが0-6, 6-7(7)で敗れています。前週のトロントでの優勝から、2週連続優勝を狙いましたが、そのもくろみは阻まれましたが、27日からのUSオープンに向けて、プレーには満足しているようです。『今日の決勝は、勝ちたかったね、本心からそう思うよ。2週間続けてプレーしたけど、精神的に疲れたかな。体はそうでもないけどね』 とコメントしていました。
今回で28度目の対戦となったフェデラーとの決勝では、第1セットを落としましたが、そこから反撃を開始しました。『第1セットは、散々だったね。彼のサーブは、完璧だったよ。サービスゲームは、しっかりとキープして、リターンゲームではプレッシャーをかけてきたんだ。第2セットは、良くなってきて、互角のプレーをしていたと思うよ。でも、チャンスをものにできなかったね。今日は、彼が勝って当然の結果だと思うよ』
ジョコビッチは、フラッシング・メドウでの練習に入る前に、数日間の休養をとる予定です。『オリンピックの後は、自分が期待していた以上のプレーができて、満足しているよ。マスターズ1000大会が続いた、この2週間で、1つしか負けていないんだから、大成功じゃないかな。今は、良いフィーリングだし、ニューヨーク(USオープン)を楽しみにしているよ』 と話していました。