HEADラケット・レベルズの2人が、ロンドン・オリンピック直前の大会で優勝を飾りました。オランダのロビン・ハーセは、キッツビューエルを制し、また、女子プレーヤーでセルビアの[b]ボヤナ・ヨバノフスキー[/bは、初のWTAタイトを獲得しました。
ユーテックIGプレステージ・ミッドを使用するハーセは、オーストリアのキッツビューエルで行われたbet-at-homeカップでドイツ人の第1シード、フィリップ・コールシュライバーを6-7(2), 6-3, 6-2の逆転で破り優勝しました。世界42位のハーセは、14回あったブレークポイントを13回もしのぎ、粘り強いプレーで、ドイツ人の強敵を退けています。
世界97位のヨバノフスキー(ユーテックIGインスティンクトMP使用)は、WTAツアーの中でも、最も遠方での大会の一つである、中央アジアのアゼルバイジャンで行われたBakuカップの決勝で、アメリカのジュリア・コーエンを6-3, 6-1で下し、 自身初のタイトルを獲得しました。
ハーセは、キッツビューエルのトロフィーを掲げたわずか数時間後には、自信をもってロンドンへ飛び立ちました。「ディフェンディング・チャンピオンとして戦ったけど、そんなにプレッシャーは感じなかったね。準々決勝あたりから、ゲームの出だしが少しナーバスになったけど、勝ててうれしいよ。ここで2回勝った選手は多くはいないと聞いているので、達成できて誇りに思うね」と、語っていました。
18か月前にシドニーの大会で準決勝に進んだことのあるノバホフスキーは、今年のWTAツアーで優勝した、ランキングが100位前後の6人のプレーヤーの一人になりました。今まで3回しか、本戦でプレーしたことが無かった彼女に、優勝が来たのです。「今回、本当に必死にプレーしたの。この大会まで2週間の準備期間があって、ここで、良いプレーができればよいなと思っていました。決勝では、失うものは何も無いという気持ちで臨んだわ。とても積極的にプレーできたし、1ポイントに集中して、勝ち負けは考えなかったわ。ただ、目の前の一ポイントを全力でプレーしただけ」と、5度のブレークに成功して、90分強の試合を制したヨバホフスキーは、コメントしていました。