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マリン・チリッチが、今月に入り2勝目を飾る!

ユーテックIGインスティンクトMPを使用する、クロアチアのHEADラケットレベルズ、マリン・チリッチが、母国のウマグで行われたクロアチア・オープンで、マルセル・グラノジェルスを6-4, 6-2 で破り優勝。7月に入り2勝目を挙げました。世界ランキング15位のチリッチにとって、ロンドンのクイーンズでの勝利に続き、通算8勝目のタイトルとなりました。チリッチは、地元で1セットも落とさない充実ぶり。また、準決勝では、昨年の決勝で苦杯をなめたアレキサンダー・ドルゴポロフにリベンジも果たしています。

『マルセルは、危険なプレーヤーで、試合の序盤は簡単にはいかなかったんだ。彼は、とても素晴らしいプレーでチャンスをくれなかったね』 とチリッチは語り、『いくつかの突破口を見出した後は、いいテニスができたんだ。今大会で一番のプレーだったんじゃないかな。9ゲームを続けてとれたなんて、驚きだよ。これで、リラックスできたし、いい感じでプレーできていると確信できたしね』 とコメントしていました。

チリッチは、よい時の調子を取り戻したようで、ここ14試合で12勝を挙げています。また、ATPツアーの決勝では、8勝7敗としています。決勝での厳しさは、ビッグ・ヒッターのチリッチでさえ、わずか1個のエースしか奪えなかったことからもわかります。しかし、彼は、1990年に、ゴラン・プリピッチがゴラン・イバニセビッチとのクロアチア人同士の決勝に勝って以来の地元勢の優勝者となったのです。

『彼ら、チャンピオン達の仲間入りができて、とても光栄だよ。僕にとって、本当に特別な1週間になったね。毎試合、楽しむことができたしね』 と話し、また、『僕のサポーター、チームそして僕自身のために、この優勝をとてもうれしく思うよ』 とも語っていました。

7月29日にスタートするロンドン・オリンピックに、クロアチア代表として参加するチリッチは、3つのインドア大会と3つのハードコートで優勝していましたが、2012年に、初めてグラスコートとクレーコートのタイトルを獲得したことになり、着実にオールラウンド・プレーヤーへと進化しています。