世界No. 1のノバク・ジョコビッチ、マリア・シャラポワ、そして地元のヒーロー、アンディ・マレーら11人のHEADレベルズが、ウインブルドンで勝ち残り、2週目に突入しました。 世界最高の舞台の一つで、チャンピオンをめざし素晴らしいパフォーマンスを見せています。オール・イングランド・テニスクラブで連覇を狙うジョコビッチは、同胞のビクター・トロイツキとベスト8をかけて戦います。『こういう立場には、2~3度なったけど、休養も取れるだろうし、次に向けて準備するよ』 とトップシードは語っていました。
全仏オープン・チャンピオンのシャラポワは、2011年から3度対戦して、全勝しているサビーン・リシキと顔を合わせます。ユーテックIGインスティンクトMPでプレーするシャラポワは、5個目のグランドスラム・タイトルを目指しています。『これまで達成したことで、すべてを満足することはできないの。常に、何か他の目標を追い求めていかなければならないし、そうしないと、モチベーションを上げることができないでしょ。いつも、自分のプレーを良くすることは何なのかを感じているの。そのことが、私を先に進めることなの』
マレーは、1週目最後の試合では、ウインブルドンのプレー可能時間である夜11までに試合を終わらせるために、すべての技術を必要としました。第4シードのマレーは、次の試合では、3回戦でサム・クエリーと最終セット17-15 に及ぶ5時間半以上の激戦を制した、同じくHEADプレーヤーのマリン・チリッチと対戦するため、よりギアを上げていくでしょう。
マレーは、2週目に向けて、体のリカバリーに注力していました。『回復することは可能だし、フレッシュになるよ』 と、3時間かかり、深夜まで及んだマルコス・バグダティスに勝利した後、話していました。
『チリッチとの試合では、スタートが大事になるね。ちょっとでも疲れを感じて、後ろに下がることがあれば、厳しいことになると思うよ』 とコメントしていました。
2週目には、リシャール・ガスケとフローリアン・メイヤーによるHEADプレーヤー同士の戦いがあり、ミハエル・ユーズニーも登場します。
一方、女子の方は、ヤロスラワ・シュビドワが、4回戦でゴールデン・セット(1セットを1ポイントも落とさずとること)を達成しています。先の全仏オープンでベスト8となった彼女は、完璧なセットをプレーして、過去30年で2度しかない快挙という歴史を作ったことさえ知りませんでした。『すべてが上手くいっているわ、ショットもすべてがね。ただ、1戦1戦を集中してプレーしてだけで、他の事は考えてないの』 と話していた彼女、次はセレナ・ウイリアムズと対戦します
ユーテックIGインスティンクトMPでプレーするタミラ・パシェックは、同じHEADプレーヤーのロベルタ・ビンチを6-2, 6-2で破り。昨年に続き、準々決勝にコマを進めています。中国のシャイ・ペンは、4回戦でマリア・キリレンコと対戦します。