タミラ・パシェックが、イーストボーンで行われたウインブルドンの前哨戦、「AEGON国際」で、世界8位のアンジェリーク・クルベールを5-7, 6-3, 7-5で下し、芝コートでの初優勝を飾りました。世界ランク59位のパシェックは、ユーテックIGインスティンクトMPを使用して、ドイツの強敵と、第2セットに痛めた足首の痛みに耐え、およそ3時間の戦いを制しました。
『完全ではない状況で、何とかしなくてはならなかったわ。私は、ただ諦めずにプレーしたの』 と、第2セットで5度のマッチポイントをしのぎ、最終セットに持ち込んだ昨年のウインブルドン、ベスト8は話し、『私は、いつでもファイターだし、自分を信じてプレーしているの。実際、すべては上手くいったし、単に、いかにコート上で攻撃的になれるかと、いかに楽しんでプレーできるかの問題だったわ』 とコメントしていました。
パシェックは、芝コートでの一週間、番狂わせを演出してきましたが、同時にセットダウンやサービス・ブレークから、盛り返すという厳しい戦いを続けてきました。彼女は、決勝までに第8シードのダニエラ・ハンチョコワを、準決勝では第4シードのマリオン・バルトリを破っています。この優勝は、2010年9月のカナダ以来3個目のタイトルとなるとともに、これまで4度進出した決勝で、3回勝利したことになりました。
21歳のオーストリア人は、ウインブルドンの初戦で、元世界N0.1のキャロライン・ウォズニアッキと対戦することになります。『今回は、最高の1週間の一つだわ。タイトルを取れたし、すべてが上手くいった感じね。好きなサーフェイスの芝コートでの優勝は、本当に特別ね。家族の前で勝てたしね』 と語っていました。