全仏オープンの4回戦では、ノバク・ジョコビッチが、自身3度目となる2セットダウンからの逆転勝利で準々決勝に進んでいます。彼は、ユーテックIGスピードMPを使用して、4連続グランドスラムのトロフィーを掲げるために、ローラン・ギャロスの後半に臨みます。
ジョコビッチは、イタリアのアンドレアス・セッピを4-6, 6-7 (5), 6-3, 7-5, 6-3の2セットダウンから勝利を勝ち取りました。彼は、昨年9月のUSオープン準決勝で、ロジャー・フェデラーにも同じように2セットダウンの窮地から逆転勝利しています。
他にもHEADレベルズが、ローラン・ギャロスで活躍しています。アンディ・マレーは、背中の痛みに耐えながら、2回戦でヤッコ・ニエミネンを、続く3回戦では、痛みから回復したかのようなプレーで、クレーを得意とするサンティアゴ・ギラルドを一蹴しました。フランスのリシャール・ガスケは、先週、若手の成長株、グリゴール・ディミトロフを破り、ベスト8をかけて、マレーとのHEAD対決です。
女子の方では、第2シードのマリア・シャラポワが、次々とシード勢が敗れる中、残っている選手の中で最上位シード選手となりました。彼女は、1週目の前半戦では、わずか5ゲームしか失っておらず、4個目のグランドスラムタイトルに最も近い位置にいるといってもよいでしょう。『これからは、毎試合強敵との戦いになるわね。一試合ずつ、調子を上げて、プレーレベルを上げていきたいわ。まずは、次の試合ね』、もし、このまま勝ち続けると、再び世界No.1となるチャンスがくる、とシャラポワはコメントしていました。
ヤロスラーワ・シュビドワも、1セットも落とすことなく勝ち進んでおり、次は、昨年のチャンピオン、ナ・リーと対戦します。