HEADプレーヤーのトーマス・ベルディッチが先週のマスターズ1000マドリッドの決勝で、フェデラーに6-3, 5-7, 5-7で敗れましたが、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。ツアー初のブルー・クレーコートで行われた、ムチュア・マドリッドオープンで、第6シードのベルディッチは、フェデラーとの2時間39分にわたる激闘を展開しました。
ベルディッチは、3度のマッチポイントをしのぎ、試合を通じて、10本のエースを決め、3度のブレークに成功しています。『昨日までは、とてもよい感じだったよ』 とユーテックIGインスティンクトを使用するベルディッチは語り、 『強敵を破って、決勝までたどり着いたんだ。僕はいつも良いことと悪いことの両方を見ていて、悪いことからいろいろと学んでいるんだ』
フェデラーは、ベルディッチと対戦する時は、接戦になるとわかっていました。なぜなら、最近の5試合ではベルディッチが3勝していたのです。今日の試合では、『自分のリズムを見つけるのが難しかったね。トーマスは、最初から攻撃的で、素晴らしいサーブ、リターン、フォアハンドそしてバックハンドを打っていたよ』 とフェデラーは話していました。
HEADプレーヤーは 『ベストプレーヤーと対戦すると、いつもひらめきがあるんだ。たとえ彼に負けたとしても、それは、単なる敗戦ではないんだ。彼は偉大なチャンピオンだけれど、僕は、次回は彼に勝つことを狙っている一人なんだ。』
女子の方では、ロベルタ・ビンチ(ユーテックIGエクストリーム・プロ使用)が、イタリア人のセラ・エラーニと組み、ロシアのマカロワ、エレナ・ベスニア組を破ってタイトルを獲得しています。
このペアにとって、今回の優勝がマルベラとバルセロナに続きスペインでの3度目のタイトルとなり、ペアとして通算9個目のタイトルとなりました。今シーズンの4勝目を飾り、ビンチペアはWTAのダブルスランキングで1位に躍り出ています。