HEADプレーヤーのマリア・シャラポワとジル・シモンが先週の大会で、揃って優勝を飾りました。シャラポワは、ドイツのシュツットガルトで行われたポルシェ・グランプリで、シモンは、ルーマニアのブカレストでのBRDナスターゼ・ティリアック・トロフィーをそれぞれ制しました。
ユーテックIGインスティンクトMPを使用するシャラポワは、世界No.1でライバルのヴィクトリア・アザレンカを6-1, 6-4 で破り、今シーズン初優勝を飾るとともに、賞品のポルシェを獲得しています。
「強敵ばかりの大会で、結果を出せて、良かったわ」とHEADのウィナーは話し、「今日のアザレンカは故障があったようで、良いプレーではなかったけど、ここで優勝できたことをうれしく思うわ。この大会を全仏オープンのウォーミング・アップととらえていたの。この調子を続けていきたいわ」と25歳の勝者は語っていました。HEADのエースは、通算25勝目のタイトルを獲得しています。
シモンは、ユーテックIGプレステージMPを使用して、イタリアのファビオ・フォグニーニを6-4, 6-3のストレートで破り、通算10勝目となるタイトルを獲得。また、2007年以降ルーマニアでは3勝目となりました。シモンは、今シーズンは初の決勝進出、通算で12回目のファイナルの舞台となりました。今回の優勝で、2007年以降続けて、年1勝以上タイトルを取り続けていることになりました。
このフランス人プレーヤーは、最後を2本のエースで締めくくり、12回のブレークポイントの内10回をセーブしています。「今日は、グレート・マッチだったよ。たくさん走らされて、厳しい試合だったね。実際、ゲームをコントロールできていなかった感じがしていたんだ。でも、勝てた時は、いつもうれしいね。みんなは、No.1シードは、勝って当たり前のように思っているけど、コートの上では、実力も拮抗しているし、いつでもギリギリでプレーしているんだ。とにかく、ここで3回目の優勝を達成して、トロフィーを持ち帰ることができたことを誇りに思うよ」とコメントしていました。