スーパーGクリスタルグローブはスビンダルへ
アクセル・ルンド・スビンダルはポイント圏外でのフィニッシュとなったが、シーズンを通して長い間グローブに最も近いポジションを保ったことで他の選手らは大きなポイントを稼がなければならないという状況ができていた。ベアト・フォイツの転倒により、ディディエ・キュシュはこのワールドカップツアーで自身最後の高速種目で5位以内に入ればトップ争いが面白くなるはずだった。クリストフ・インナーホファーが2位のアレクシス・パンテュローに100分の2秒差で勝利し、マルセル・ヒルシャーが3位に入った。
『今日は滑りが全くよくなかった。』 とスビンダルは語った。『つまり、今朝自分が心に決めたことをやり遂げられなかった。でも、グローブはシーズンを通しての評価で、1日や1レースだけのものではないので、これを獲得できた。トップセクションはかなり難しかった。ディディエは自分に勝つには4位か5位に入らなければならなかったが、そこにはほとんど入り込める余地は残っていなかった。おそらくフォイツ、キュシュの両者にとって自分を逆転しグローブを奪うのは厳しい状況だと感じていた。でも自分はもっと速く滑って、できる限り彼らを難しい状況を作りたかった。自分は良いGSスキーヤーだと思っているが、今季のスーパーGのようなリズムをGSでは見いだせないまま終わってしまった。』
ディディエ・キュシュは土曜日のジャイアント・スラロームを最後にスキーを脱ぐ。彼の傑出したキャリアが幕を閉じようとしている中、その胸中を尋ねると 『問題はない。土曜日のGSを楽しみにしているし、感情もしっかりとコントロールできているしハッピーだよ。』 と語った。
マティアス・マイヤーがHEADワールドカップ・レベルズでトップの7位、チェーティル・ヤンスルードが8位、ディディエ・キュシュが9位、そしてテッド・リゲティが10位に入った。
Result:
1. Christof Innerhofer (ITA)
2. Alexis Pinturault (FRA)
3. Marcel Hirscher (AUT)
7. Matthias Mayer (AUT) HEAD
8. Kjetil Jansrud (NOR) HEAD
9. Didier Cuche (SUI) HEAD
10. Ted Ligety (USA) HEAD
16. Aksel Lund Svindal (NOR) HEAD
23. Stephan Keppler (GER) HEAD