マリア・ホッフル・リーシュは、スウェーデンのオーレにおけるレギュラーシーズン最後のスラロームで3位から逆転勝利を収めた。ミドルセクションでの圧倒的に滑らかな滑りでベロニカ・ズズロワとマリー-ミッシェル・ガニオンを抑えての勝利は地元でのファイナルに向け大きな弾みになった。ズズロワは1本目でトップに立ったが、2本目でのいくつかの小さなミスでタイムを失い、100分の1秒に泣いた。この結果、ホッフル・リーシュはワールドカップ通算21勝目、そしてスラロームでは14か月ぶりの8勝目を飾った。
『ラッキーだった。初勝利を逃したベロニカにとっては気の毒だけど、彼女は素晴らしいスキーヤーだわ。』 とレース後ホッフル・リーシュは言った。『彼女にはツキがなく、私にはツキがあった。』 ホッフル・リーシュは今シーズン最低でもスラロームでの1勝を目指していたことをレース前に認め、そしてこの勝利で嬉しさと共にホッとした。
風や雨が吹きつけたり、晴れたりと目まぐるしく変わる天気の中、ホッフル・リーシュは落ち着いてミスなく滑った。ボンは2本目で転倒。
HEADワールドカップ・レベルズ技術系チームの期待の若手の一人であるアナ・スウェン・ラーションがワールドカップでトップに10分の4秒差の自己ベスト9位に入った。アン・ソフィー・バセットも17位となり、マリア・ホッフル・リーシュ、リンゼイ・ボン、アナ・スウェン・ラーションと共に来週のワールドカップ・ファイナルのスラロームへと駒を進めた。
Result:
1. Maria Hoefl-Riesch (GER) HEAD
2. Veronika Zuzulova (SVK)
3. Marie Michele Gagnon (CAN)
9= Anna Swenn-Larsson (SWE) HEAD
17= Anne-Sophie Barthet (FRA) HEAD
26. Wendy Holdener (SUI) HEAD
27. Sarka Zahrobska (CZE) HEAD