ボンがオーレの勝利で総合タイトルを獲得

リンゼイ・ボンは10月のレギュラーシーズン初戦のGSで勝利を飾り、ワールドカップのGS最終戦も勝利で飾った。この勝利は自身4度目の総合グローブを手中に収めてワールドカップファイナルへ入っていくことのみならず、GSグローブさえも手に入れるチャンスを残していることを意味する。さらに凄いことはボンが1シーズンの総合ポイントの自己記録を更新し続けていること。現在、5レースを残して彼女のポイントは1808ポイント。

春のようなコンディションで他の選手がタイムを落とす中、ボンは1本目を獲った。2本目では更にペースを上げ、リードを広げてのフィニッシュ。2位にはイタリアのFederica Brignone、そしてGSの種目別で首位に立つビクトリア・レベンスブルクは3位となり、ボンはその差を40ポイント縮めた。アナ・フェニンガーは同着4位に入った。

ボンの通算52勝はHEADのもう一人のレジェンドであるヘルマン・マイヤーにあと2勝に迫るものだ。『何て言ったらいいかわからないけど、今日は2本ともアグレッシブに行こうと思っただけ。』 と自己記録に並ぶシーズン11勝目をあげたボンは言った。『失うものは何もない。ここに来てくれた姉妹やチームメイトの声援を受け純粋にレースを楽しめた。』 フレ二・シュナイダーの勝利数は第3位。ヤニカ・コステリッチの持つ女子の総合ポイント1970への挑戦は残り5レースの結果次第。

ボンは2本目の前は緊張していた。そしてチームメイトのコース情報の提供に感謝したことを認めた。『様々な点で2本目は若干用心した。』 と認めた。

アナ・フェニンガーは自身7度目の4位。『Ofterschwangでは僅か100分の1秒に怒りを覚えたけど、今日のタイムでは明らかに難しく、叩きのめされた感じ。この結果は既に過去のもの。』

Result:
1. Lindsey Vonn (USA) HEAD
2. Federica Brignone (ITA)
3. Viktoria Rebensburg (GER)
4. Anna Fenninger (AUT) HEAD