オフターシュバングGSの2位でボンが総合ワールドカップ・ポイントの記録を視野にアクセル全開
リンゼイ・ボンは爆発的な2本目の滑りで順位を6位から優勝へ近づく2位へと引き上げた。ボンはバンスコでのレースで気持ちが乗っていないと感じ、ニューヨークへ旅行に出かけリフレッシュを図ったと認めた。彼女は1本目リーダーとなったビクトリア・レベンスブルクとの1.68秒という差を埋めるのはもの凄く大変な任務だと分かっていた。『私のコーチがセカンドランをセットした。自分はそれを滑っただけ。』 と話した。フィニッシュエリアに立っているとレベンスブルクのリードは失われたように見えた。ボンは自分が勝ったかもしれないと感じたが、最終的にレベンスブルクに僅かの差及ばなかったものの、3位となったティナ・マセや4位のアナ・フェニンガーに勝つには十分なタイムだった。
1月のサンモリッツでのレースでボンにはヘルマンマイヤーがマークしたワールドカップ2000ポイントという大記録を更新する可能性がボンにあると見られた。今年は全体的にポイントを稼ぎ、特にテクニカル系でもポイントを積み重ねることができ、ボンは大部分の種目別タイトルが見えてきた今、何か別のものを目標にしているようだ。『去年は15位に入るのにも苦労していたが、今年はうまくいった。』 と語った。『これは自分のキャリアの中で3度目の表彰台だから、この結果は素直に嬉しい。』
アナ・フェニンガーにとって今日のレースはまたも4位となった。『自分のキャリアの中で一体何度4位になったか分からない。常に誰か1人が必ず4位になるのは分かっている。2本目でたくさんミスをしてしまったから今日のレースの4位には落ち込んではいない。』
リッツ・ゲルグルは1本目でコースアウトで終わってしまいそうになったが、2本目で驚くべき逆襲を見せた。スピードをほぼ失ってしまったオーストリアのHEADワールドカップ・レベルは止まってしまいそうに見えた。『もっと結果を出せる感覚はあった。結果は大切だが、自分でできることはやった。』 と話した。
2つのレースを残し、グローブの行方はまだ誰にもチャンスが残っているがレベンスブルクが現在かなり有利と見られる。ボンは現在GSで2位につけレベンスブルクに135ポイント差をつけれているが、総合では2位のマセに500ポイント近くリードしている。マリア・ホッフル・リーシュは3位、リッツ・ゲルグルは4位、そしてアナ・フェニンガーが6位につけている。
Result:
1. Viktoria Rebensburg (GER)
2. Lindsey Vonn (USA) HEAD
3. Tina Maze (SLO)
4. Anna Fenninger (AUT) HEAD
8. Lizz Goergl (AUT) HEAD
21. Anja Paerson (SWE) HEAD
23. Giulia Gianesini (ITA) HEAD