物語はまだ続く – キュシュ、クランモンタナで勝利
HEADワールドカップ・レベルのディディエ・キュシュは1月のキッツビューエルでシーズン終了後の引退を表明して以来成功を収め続けている。クランモンタナで開催されたスーパーGの1レース目は雪の状況によりキャンセルされたキッツビューエルの代替えレースとなった。キュシュは太陽が降り注ぎ雪質に大打撃を加える春のような天候の中、圧倒的な形でコースを支配!キュシュはカナダのJan Hudecを破り、Benni Raich は3位となった。
クランモンタナ・コースにワールドカップ・ツアーが2年ぶりに帰ってきた。回転とジャンプがずっと続くテクニックを要する非常に面白いコースだった。74人がスタートし、19人がフィニッシュできなかった。強い日差しが早いスタートの選手らに優位に働いたようで、大きな番号でスタートした選手は多くの問題を与えた。
Jan Hudecは早いスタートを有利に生かしトップに立った。レッドビブを着けたアクセル・ルンド・スビンダルは5位でフィニッシュ。それはまるで雪が柔らかくなり、スピードが落ちたようだった。しかしながら第1スプリットからキュシュは攻め続けた。そしてフィニッシュラインを通過すると、グリーンライトが点灯した。その瞬間にキュシュのワールドカップでのスーパーG 7勝目が視野に入った。
『ロア・セクションで最も速くてクリーンなラインを見つけ、何とか上手くいったと思う。勝利を手に入れることができ本当に幸せだ。』 とレース後にキュシュは語った。ビブナンバー6からスタートし首位を保っていたHudecを2分の1秒以上引き離すほどキュシュは絶好調である。
3レースを残すスーパーGで、キュシュは現在38ポイント差でアクセル・ルンド・スビンダルを追っている。5位と好位置につけているボディだが、怪我をした左膝を休めるためこの日のレースはスタートしなかった。
Result:
1. Didier Cuche (SUI) HEAD
2. Jan Hudec (CAN)
3. Benni Raich (AUT)
9. Aksel Lund Svindal (NOR) HEAD
17. Kjetil Jansrud (NOR) HEAD
21. Matthias Mayer (AUT) HEAD
26. Gauthier de Tessieres (FRA) HEAD