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ソチでHEADが表彰台を独占

ホッフル・リーシュがソチのダウンヒルを制す マリア・ホッフル・リーシュが1年以上ぶりにワールドカップ・ダウンヒルを制し、HEADワールドカップ・レベルズらがソチのダウンヒルで表彰台を独占した。ホッフル・リーシュはレース後2014年冬季オリンピックで使用される斜面でのトレーニングランを制したリンゼイ・ボンに勝つには十分な滑りだとは思わなかったと吐露した。リッツ・ゲルグルとリンゼイ・ボンはホッフル・リーシュとともに表彰台へ立ち、今シーズン初のHEADレーサーの独占となった。

16番スタートのボンはトップシードで1番最初にコースへ飛び出した。ボンは首位に立ったが、この順位をキープできる気がしなかった。彼女の感は正しく、直ぐにホッフル・リーシュに首位の座を明け渡すこととなった。ホッフル・リーシュはタイミング・ボードにちらりと目をやり、ボンに僅差の約10分の6秒上回り首位に立ったのを確認してから喜んだ。『フィニッシュラインを切った時、ボードが遠くに見えた。』 とホッフル・リーシュは言った。『グリーンライトが見えたので近づいて本当に自分がトップに立ったのか確認したかった。信じられなかったから。ダウンヒルとスーパーGでは誰もがリンゼイ の牙城を崩したいと思うほど次元の違う強さを持っているから。できるだけ近付きたい、そして2位や3位を確保したいと願うことはライバルたちにとっては時に易しい。今日の自分の狙いは正にそこだった。』

リッツ・ゲルグルは最後のトレーニングランで彼女のラインと他の選手のラインの分析に多くの時間を費やした。スピードを維持したままフラットな斜面に入っていくキーがコーストップ部分のゲートにあると確信を持ち、ゲルグルは自らのパフォーマンスに満足していた。『ひとついいターンができた。それは本当に重要なターンだった。』 とゲルグルは言った。『100%スキーのアウトサイドに乗らなくてはいけないターンだった。』

リンゼイ・ボンにとって、5度目のダウンヒル・グローブを手に入れるのに3位は十分な成績だった。ボンはコースサイドに新雪が積もり始めているという情報をコーチから聞き、コース上部で慎重になってしまったことを認めた。ボンは今回レースに別のスキーで試みたが、シーズンを通して使ってきたスキーの方が速いと感じた。『もう過ぎたこと。明日へ向けて頑張るわ。』 という言葉を残した。

Result:
1. Maria Hoefl-Riesch (GER) HEAD
2. Lizz Goergl (AUT) HEAD
3. Lindsey Vonn (USA) HEAD
15. Anna Fenninger (AUT) HEAD
24. Anja Paerson (SWE) HEAD
29. Denise Feierabend (SUI) HEAD